昔ながらのお店を中心に回る古風な散策旅。はま旅vol.48「希望ヶ丘編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第48回は、希望ヶ丘商店街に軒を連ねるお店から近くの自然公園まで、“古い!”ということにこだわって相鉄線「希望ヶ丘」をご紹介!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
商店街で最も古いお店へ!
お昼ご飯を食べて満腹だが、あるお店を見てもう少しお腹を空けることにした。
それが、このお店…妙に味わい深い佇まいだ
アサノベーカリーと書かれた、老舗のパン屋さん。これは是非とも入らねばと扉を開けた。
店主の浅野さんは、なんと81歳
毎朝4時から働いているという浅野さん。すごく気さくな方で、「働いていないと体調が悪くなるんだよ」と笑って話してくれた。
お店は既に50年目。昔からあった商店街の他の店は全て無くなってしまったそうだ。
店内には手作りのパンやクッキーがずらり
浅野さんに人気の商品を尋ねると、「ココナッツクッキーです」と即答。1袋購入し、天気が良いので、屋外で食べることにする。
向かったのは希望が丘水の森公園
商店街から少し外れると、きれいな水辺がある公園を発見。
カルガモが泳いでいた(鴨南蛮を食べた後なので気まずい…)
ここには、帷子川の源流となる湧水がある。目視で確認できるものではないが、住宅街にこうした湧水が残っているのは大変珍しいという。
また、園内は野性生物たちのための保護区域となっているので、遊歩道などの整備はされていない。そのためなのか、常緑樹が多く冬でも緑に囲まれているのが特徴的だ。
ということで、先ほど買ったココナッツクッキー(370円)を食べる
ほとんど、ココナッツを食べているのではと思うほど濃厚な味。全部で10枚あったクッキーも一気に食べてしまった。冬の森で食べるのも気分が良いものだ。
妙蓮寺へ参拝
続いて、少し足を伸ばして善部妙蓮寺まで行ってみた。目の前には新幹線が走る場所だ。
以前、はまれぽがお邪魔した激辛ラーメン八ちゃんのすぐ横にある
横浜市名木古木指定のイトヒバ(左)、イヌマキ(右)が迎えてくれる
ここでは毎年10月に曲題目という行事が行われている。それは、大人の歌に合わせて子ども達がバチと太鼓を使って曲を打つ伝統芸能で、全国的にも珍しいそうだ。
本堂
良き仕事のご縁がありますようにとお願いし、妙蓮寺を後にした。