昔ながらのお店を中心に回る古風な散策旅。はま旅vol.48「希望ヶ丘編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第48回は、希望ヶ丘商店街に軒を連ねるお店から近くの自然公園まで、“古い!”ということにこだわって相鉄線「希望ヶ丘」をご紹介!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
古い本があるカフェに入店
再び駅の方に戻りつつ、ゆっくりお茶ができる喫茶店を探すことにした。とは言え、希望ヶ丘周辺はほとんど住宅街。結局、商店街まで戻ってくる羽目になった。
こんな看板を発見!
古本&COFFEE&BAR「しましまブックス」という不思議な看板と遭遇。
入口を開けると矢印があった
入口から覗けば本が並ぶ普通の古本屋。しかし、矢印の示す方へ進んで行くと奥に喫茶スペースが設けられていた。
本棚に紛れてカフェテーブルがある
店主の島原さん
元々はインターネットを使った古書販売を専門にしていたという島原さん。6年前、お店を構えるにあたり何か興味を持ってもらえればと、カフェ&バーを併設することにしたそうだ。本とカフェはマッチするので、ゆっくり読書をしてもらえればという思いが込められている。
大切に扱う分には、お店の本を読むのもOK
ちなみにこの本は井上靖の『夜の声』、昭和43年に発行されたもの
昭和43年の初版本で帯まで付いている貴重な逸品。値段はそこまで高くなく、500円で売られていた。商品のほとんどは、文学系の古書なので、興味のある人はきっと惹かれるに違いない。
島原さんのオススメはドストエフスキーの全集
お酒の種類も豊富だ
本に囲まれ、落ち着いた場所ですっかり休息。この後、日が暮れるまでもう少し散策することにした。
釣り堀があった!
携帯で地図を見ると、駅の北側に池があるのを発見。水辺の景色を見ようと、移動したところ…
池は釣り堀だった
まさかの釣り堀。ちょっと予想もしていなかったのでびっくりだ。
取り敢えず中に入ってみることに。
ここは、40年もここで釣り堀をやっているという水郭園という釣り堀。鯉が放たれているが、冬の間はほとんど活動しないので釣るのはなかなか困難なようだ。
取り敢えず釣ってみることにした
料金は1時間700円で、2時間だと1000円。エサは30円で購入でき、竿や針は貸してもらえる。釣りなんて、10年前に新潟の海で一度やっただけという私が、無謀にも冬の鯉釣りに挑戦。
まったく釣れない…
鯉は完全に冬眠しているわけではないので、上手な人は釣れるそうだ。ちなみに、釣った鯉を持ち帰ることはできないのがここのルール。
釣れずに終わった
さすがに無謀だったのだろう。釣れそうな気配さえないまま、一時間が終了。残念きわまりない結果だ。
養鶏場も運営する水郭園では、新鮮なたまごも一緒に販売されている
はま旅を終えて
希望ヶ丘は、駅前をざっと見渡すと比較的新しいお店が多い。しかし、くまなく探してみると老舗のお店や自然公園、40年続く釣り堀も発見することができる。古くから地域にある物を見つめることで、街の新たな魅力に気付くことだろう。
是非、昔ながらの風景を探して歩いてみてもらいたいと思う。
■今回のはま旅「希望ヶ丘」周辺
・「八十一」横浜市旭区中希望が丘102
・「アサノベーカリー」横浜市旭区中希望が丘104−7
・「希望が丘水の森公園」横浜市旭区中希望が丘158-1
・「妙蓮寺」横浜市旭区善部町66
・「しましまブックス」横浜市旭区中希望が丘94-31 ノーブル希望が丘2F
・「水郭園」横浜市旭区東希望が丘191
― 終わり ―
狐猫さん
2014年03月23日 21時48分
八十一さん、はっちゃんラーメンさんは無くなっていました。どんなものがあったのかなぁ?古めの、ラーメン屋さん、蕎麦屋さん、パン屋さん、時計屋さん、などがポリテクセンターの近くにあります。はっちゃんラーメンさんの近所には駐車場が無いので路上駐車が多いが自転車通行帯があるから警察から注意され営業できなくなったらしいと近所のお店で聞きました。