湘南平の金網に南京錠をつけるようになったのはいつ頃?
ココがキニナル!
カップルが湘南平の金網に南京錠をつけるようになったのは、いつ頃からなのでしょうか。そして今はどんな状況?ついでなので江ノ島の方も調べていただければ幸いです。(maniaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
少なくとも平成8(1995)年には行われていたようです。毎年取り外しており施設管理者は迷惑しています。江の島は黙認状態のようです。
ライター:ほしば あずみ
江の島の南京錠はいつからはじまった?
(続き)
藤沢観光協会の事務局
対応してくれた職員の方(写真NG)によると、南京錠をかける行為は、龍恋の鐘が設置された平成8(1995)年にはすでに始まっていたという。
「あの柵は特に南京錠をかける事を想定してつけたものではなかったのですが、当時湘南平のテレビ塔のフェンスに南京錠をかけるのがカップルの間で流行していて、場所も近いですし、龍恋の鐘のイメージとも合うので真似て鍵をかけるようになったのではないでしょうか」との事。
なお、大量の鍵がついた柵はその重さと潮風による劣化で倒壊の危険があるため、不定期に柵ごと交換するそうだ。
観光協会の証言により、南京錠をかける行為は1995年までさかのぼることができた。
そしてやはり南京錠を最初にかけはじめたのは湘南平のテレビ塔ではないかとの事。
これは現地へ向かうしかない。はたして愛の南京錠発祥の地、湘南平は今どうなっているのだろうか。
湘南平のテレビ塔は今
というわけで湘南平へ
あのテレビ塔のフェンスは果たしてどうなっているのか?
空の寒々しさがおわかりいただけるだろうか。平日の、とても寒い昼下がりだった。シーズンになれば桜の見物で賑わい、夜は夜景スポットとしてカップルたちが寄り添うであろうこの地に、今それらしい人影は見当たらない。
とりあえずフェンスの様子を確認するためテレビ塔へ向かうと…
南京錠発見! あれ? でも意外に…
南京錠はかかっているがまばらな印象。落書きのひどさの方が目立つ
江の島の満艦飾な絵馬状態の南京錠に比べるとずいぶん寂しい印象だ。
日付もさほど古いものが見当たらない。
ビーズを張り付けてデコった南京錠もあった
テレビ塔に南京錠をかけにくるカップルへの突撃インタビューを行いたいところだが、カップルが来る気配はない。
南京錠を一人かけに来た男性。ではなく、はまれぽ編集長
「はまれぽLOVEって南京錠かけちゃダメかなあ。ダメか…」
カップルへの突撃インタビューはかなわなかったが、「昔来た時はもっともっといっぱい鍵がかかっていた」という横浜市在勤30代男性(職業:はまれぽ編集長)の証言を得たので、テレビ塔を管理しているテレビ神奈川へ問い合わせてみる。
すると、
「展望台の南京錠は毎年金属カッターを使って取り外しています」との事。
南京錠が少なかったのは、少し前に取り外されたばかりだったからのようだ。
「展望塔のフェンスに南京錠をかける行為がいつから始まったのかは把握していませんが、社内で問題になってからずいぶん経っています。南京錠があると展望台なのに展望できなくなってしまう。取り外すのに毎回70~80万かかるしその量は2tトラックいっぱいになるんです」
テレビ神奈川の南京錠への見解はきっぱり「迷惑です。やめてほしい」とのことだった。
取材をおえて
南京錠で愛を誓う行為は平成8(1995)年までさかのぼる事はできたが、その以前の事はわからない。
カップルにとってはロマンチックな愛の儀式かもしれないが、現実には景観を損ねるその南京錠は、一年足らずで外されてしまう儚いもの。自己本位な行為にはしる前に迷惑を被っている施設側への配慮をするべきだろう。
江の島「龍恋の鐘」の場合は、南京錠を周囲の土産屋がさかんに宣伝して売っており黙認状態のようだが、決して鍵をかける前提で設置された柵ではないとの事。
この柵もやがては柵ごと取り外される運命にあり、南京錠で誓う愛は決して永遠ではない。
ぜひ、南京錠に頼らない方法で、愛を誓っていただきたい。
―終わり―
Go:Dさん
2017年09月19日 22時47分
1991年の夏の夜に行きました。
カップルの人数も
南京錠の数も
どちらも半端なくて夜景どころじゃなかったです(^o^;)
hi-kissさん
2014年05月19日 13時03分
今年51歳ですが、わたしが学生のころにはすでに鍵がかけられていましたので、かるく30年は経ってますよ、
Kanapikaさん
2013年05月31日 16時40分
結局取り外されてしまうので、ここに鍵を掛けたカップルは別れてしまうとかなんとか・・・