藤沢市の愛称「電縁都市ふじさわ」とはどんな意味?
ココがキニナル!
藤沢市の愛称(キャッチフレーズ?)が「電縁都市ふじさわ」というらしいのですが、説明を読んでもいまいち意味が分かりませんでした。分かりやすい説明を聞きたいです。(chaxkinさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「電縁都市ふじさわ」は、藤沢市ホームページの愛称。市民や行政がSNSを通じて、藤沢市を活性化していこうという意味が込められています。
ライター:河野 哲弥
「電縁都市ふじさわ」。
藤沢市の愛称(?)であるこのキーワード。
まずは、分かりづらいというその説明を、藤沢市の公式サイトから引用してみよう。
「この名称は、「地縁」や「血縁」に代わる電子ネットワーク上での新たなつながり、つまり「電縁」によるコミュニティの形成を目指す都市という意味から名付けられました。(藤沢市ホームページより)」
なんとなく分かる気もするが、具体的なイメージがつかみにくい。
そこで、藤沢市役所を訪ねてみることにした。
藤沢市役所外観
かつては、「市民電子会議室」の愛称だった「電縁都市ふじさわ」
対応頂いたのは、担当部署であるIT推進課。
「電縁都市ふじさわ」とは、もともとは1997年(平成9)年に開設された藤沢市運営のSNS「市民電子会議室」に付けられた愛称のことだそうだ。
藤沢市市民電子会議室の様子
このサイトは、会員になった市民同士がインターネットを通じて、地域での趣味や話題を発言するもの。
時には市政への要望も提案される。「電縁都市ふじさわ」の「電縁」とは、こうした「電」子会議室を通じた、地域コミュニティの「縁」ということになりそうだ。
その特徴は、市民の声を市政に反映させるシステムが組み込まれていること。自治体としてはかなり先進的な事例で、「インターネットアワード 地域活性化センター賞」、「優良情報化団体自治大臣表彰」などを受賞し、民間のシンクタンクなどから高い評価を受けているという。(参照サイト http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=13355)
ところが、参加者の一部から、「電縁都市ふじさわ」というニックネームは分かりづらい。
そのままの「市民電子会議室」でいいじゃないか、という声が上がってきたそうだ。
そこで市では、1999(平成11)年に行った藤沢市のホームページや「市民電子会議室」のリニューアルに伴い、このニックネームを取りやめたが、市は「電縁(でんえん)」は「田園」にもつながり、畑作地が広がる藤沢をイメージする言葉なので、何とか残したいと考えたそうだ。
そこで現在は藤沢市のホームページのニックネームとして使用しているとのこと。
藤沢市のホームページには、「電縁都市ふじさわ」とあるが…
(画像は、2月22日時点)
取材を終えて
「電縁都市ふじさわ」の愛称は、市民や行政がSNSを通じて、藤沢市を活性化していこうという意味から名付けられたことだった。
もうすぐ新市長を迎える藤沢市だが、こうした市民参加の市政方針は、藤沢市7代目市長、山本捷雄氏(任期1996-2008)の時代から続く伝統になっている。これからの新市政と合わせて、どんな施策が生まれていくのか、引き続き期待をしたい。
―終わり―
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hondairieさん
2012年02月26日 22時27分
横浜?