中山駅北口にある「横浜夢鉄道」というお店はどんなところ?
ココがキニナル!
中山駅北口に「横浜夢鉄道」というお店があります。室内にレールがあり、お客さんが自分で持ってきたと思われる電車を走らせています。そのほかにどのような事を行っているのか気になります。(まゆさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
巨大なジオラマを持ち、鉄道模型を走らせることを唯一の目的とした「レンタルレイアウト」の店。模型の貸し出し(有料)もある!
ライター:沢村 友美
新幹線「はやぶさ」で行こう
なにぶん初心者なので、遊び方を店舗責任者の岩本さんに教えてもらった。
元は医療機器を扱う電気系エンジニア
まずはお気に入りの列車をセレクト。一般車両の貸し出しは1セット400円。
もちろん持ち込みオッケーで、ここに来る方のほとんどは自分で車両を持ち込むそう。
のぞみ、横須賀線、東急、京急など20種類から選べる
京浜東北線が2種類もあるのはなかなかマニアックな品揃えらしいが、素人にはよく分からず…(苦笑)。
次に走らせる路線を確保。料金は1時間あたり800~1,000円(路線により異なる)。
人気があるのは、カーブを曲がりながら電車が近づいてくる様子がすぐそばで眺められる1番線や、電車が目の前のトンネルを抜けて出てくる5番線。
列車を組み立ててもらい、路線駅にセッティングしたら運転席へ。
レバーやポイント切り替えスイッチが並ぶ運転席
初心者にも分かりやすいよう、席には簡単な操作方法が書かれた紙が置かれていた。
主に動かすのは右側のブレーキレバーと左側の加速レバー。いったん走り出すとあとは放っておいても走り続ける。
スピードは各車両に設定されている最高スピード以上出ることはなく、通常の走行で脱線することはまずありえないそう。
操作中の「はやぶさ」が目の前を通り過ぎて行く
カーブの手前で減速したり、駅のホームに止まったりを繰り返せば運転士の気分に。
あるいはそのまま電車をずっと走らせておいて、自分はお気に入りのポイントに移動し、電車が来たら写真や動画を撮る、というのが一般的な楽しみ方らしい。
何はともあれTRAIN TRAIN
ところで、投稿者のキニナルにあった「ほかにどのような事を行っているのか」という点については?
「レンタルレイアウト」は、鉄道模型を売るショップやカフェなどに併設されることが多いようだが…。
岩本さんに確認すると
「ほかには特にありません。」
とのこと。
各席にドリンクホルダーが付いているので、近所の自動販売機やコンビニエンスストアで買った飲み物を持ち込み飲むことはオッケー。ただしアルコール類はダメ。食べる行為に関してもNGだ。
ここへ来たら、何はともあれ、ひたすら列車を走らせるor走っている電車を眺めるしかないのだ。
遊びとはいえ、なかなかストイックではないか。
県内には他にも「レンタルレイアウト」がいくつかあるようだが、「横浜夢鉄道」のジオラマはその中でも大きい部類に入るそう。
しかも10路線の全てのホームに2線ずつの待避線を備えているのは珍しいことなのだとか。
そして夜になると、さらなるお楽しみがある。ジオラマ内の各建物にLEDライトが仕込まれており、店内の明かりを消して夜景モードでの走行シーンを創出することが可能なのだ。
夜には会社帰りに立ち寄るサラリーマンの姿も
サウンドコントローラーは2台。警笛や駅のアナウンスが楽しめる
よく利用される方には、利用料が割引になるなどの特典がつくスタンプ会員への入会(入会金無料)がおすすめ。取材時の会員数は約400名。
会員カードに使うのはファンのツボを押さえた切符ハサミ
走れ、ドリームエクスプレス
ちょうど遊びに来ていた男性に話を聞くことができた。
幼少の頃から電車好き。運転士になるのが夢だった佐藤さん
佐藤さんは食品関連の仕事をされており、平日が休み。オフの日はここに来て、2時間くらい遊ぶのが定番の過ごし方。
「横浜夢鉄道」は一周が長いため、たっぷり時間をかけて走る姿を眺めることができる点が気に入っていると言う。
特に好きな電車は旧国鉄時代のもの。「今は廃線になってしまったものでも、このジオラマの中では現役として走らせることができる。非現実のことを、まるで現実のように見ることができるところが魅力的です」とのこと。
なるほど、ファンにとってここは「夢の世界」なんだなあ、と納得。
取材を終えて
印象深かったのは「ここで利用者同士が話をすることはほぼない」と、岩本さん&佐藤さんが言っていたこと。同じ趣味を持つ仲間同士、よい交流の機会なのでは?と勝手に想像していたので意外。
ここは、鉄道への夢を追い求める人たちが「自分の世界にひたすらハマる」ことを目的に来る場所なのだと分かった。
休日で満員になった店内の様子はぜひ一度見てみたいものだ。
実際の都心主要駅さながら10路線全てに電車がひしめき合い、そのまわりでもくもくと電車を走らせ見守る運転士(ファン)の姿、想像するとちょっとおもしろいのではないかと思う。
—終わり―
◆横浜夢鉄道
住所:横浜市緑区中山町307-5ネクストパーク1階
電話番号:045-532-9977
営業時間:平日12〜21時、土・日・祭日10〜19時
定休日:毎週水曜日(祝祭日の場合は翌日)
http://yumetetsu.com
※小学生以下は保護者の同伴が必要
toruさん
2013年05月04日 22時41分
旭区に移転するそうですが・・・
とうさんさん
2013年03月13日 10時42分
>「ここで利用者同士が話をすることはほぼない」なんか暗い趣味だなあ…
快特|品川方面泉岳寺さん
2012年03月17日 16時54分
我が家のNゲージの愛車も運動不足・・・・やはりレールを出すだけで結構な労力が要ります。こういう場所があると模型をする人には助かるのでは?ちなみに私も一時Nゲージで京急電車を作るのにはまっていて、ほぼ全形式揃えました!