磯子の逸品認定店舗

次に向かうのは先程見つけた溶岩窯の手づくりパン屋さん！
　

溶岩窯の手づくりパンFranc＋Branc（フランブラン）

中は決して広いとは言えないがところ狭しとパンが並べられている。
　

ショーケースに並ぶこだわりのパン

突然の訪問にも関わらず笑顔で迎えてくれたご主人と奥様。
　

鎮目勇二さんと奥様の真理子さん

ここに店を構えて８月で２年になるというフランブラン。お話を伺うと、磯子区が商店街の活性化を目的に企画した「磯子の逸品」に選ばれた品があるという。その名も“トロピカルフランス”（210円）。しかし、店内を探してみるが見当たらない。

「今日は売り切れちゃったんですよ。」とご主人。残念ながら出会うことは出来なかったので特徴を紹介して頂いた。
　

噛めば噛む程フルーツの味がお口に広がるトロピカルフランス

5種類のドライフルーツ（レーズン、ドライレーズン、クランベリー、パイナップル、パパイヤ）が練り込まれた一品で、切ると宝石みたいな断面が特徴。見ても食べても楽しめるフランスパンになっている。

そして一番人気はブランブレッド（1斤250円、1本500円）。牛乳入りのパンでしっとりふわふわ、耳まで柔らかくリピーターも多いのだそう。
　

ご近所さんに親しまれている味

町全体が寂しい気がすると話すご夫婦。屏風浦が活性化する一つのきっかけになればとこの地で奮闘されているパン屋さんの姿に、なんだか嬉しい気持ちになった。

偶然見つけたおしゃれスポット

交通量の多い横須賀街道に、一本曲がると人気の少ない死角を発見。歩いてみるとおしゃれな外観に思わず「うそ！？」と声を上げたのがこちらのお店。
　

パティスリー　アン　グーテ

なんだ！おしゃれなケーキ屋さんがあるじゃない！と嬉しくなってスキップで店内へ。すぐに美人奥様がお出迎え（残念ながら写真NG）。
　

清潔感のある広々とした店内

「あのー人気の少ないこんな見つけにくい場所にケーキ屋さんがあったんですね！」
何とも失礼な筆者に対し
「よく言われますよ」
と笑顔で対応してくれたのはオーナーシェフの坂口貴栄さん。
　

店内のケーキは全て1人で作っている

店内に入るとガラス越しにシェフが作業しているところが見られる。そのせいか甘ーい香りが充満しており、それだけで幸せな気持ちにさせてくれる。
　

色鮮やかなケーキが並ぶ

お店を始めたのがちょうど1年前。地元出身のシェフがどうしても知り尽くしたこの地でお店を始めたいと思ったのが全ての始まり。なかなか見つけにくい場所にあっても、その噂が口コミで広がり客が客を連れて来るまでに。
　

名前に店名がついた看板シュー
　

すぐ横でシェフがクリームを入れる

一番人気はグーテシュー。注文を受けてからクリームを入れてくれるというこだわりよう。手土産として気軽に持って行けるところも人気の秘密。
　

ぎっしりと詰まったクリーム

いざ手に取ると生地の上に黒ごまが乗っていることに気づく。あまり気にせず食べるとびっくり！甘いシュークリームのアクセントとして良い仕事をしているのだ。

ここでカミングアウトするが甘いものはそんなに得意ではない筆者。それなのにペロッと食べてしまった秘密は黒ごまだ！感想が「甘い」だけで終わらない好みのシュークリームに出会ってしまった！生地はもちろんサクサク。ごまのおかげで甘過ぎない。これはぜひとも味わって頂きたい逸品だ！
　

人気の和栗のモンブラン（450円）

居心地がよくてついつい長居してしまった。ご夫婦の人柄が良く出た温かい街のケーキ屋さんといったイメージ。見つけにくい場所にあるからこそ出会った時に“私だけの特別なお店”として胸に刻まれる気がする。アングーテはそんな想いを叶えてくれる場所。

旅を終えて

今日出会った人達は「みんなが立ち寄る街にしたい」という熱い想いを抱えている。その想いを一つに新規店舗の参入など、少しずつ活性化を図ろうとしている様子が伺えた。長い目で見ればこれからもっと魅力的な街になっていくことだろう。


■今回のはま旅「屏風浦」周辺

（googleマップより）
・「森浅間神社」横浜市磯子区森2-16-7
・「音楽スタジオYAYA」横浜市磯子区森4-10-5
・「Franc＋Branc」横浜市磯子区森2-14-19
・「UN GOUTER」横浜市磯子区森3-3-17　1F


― 終わり ―