見ざるは、周りを見ざる

手作りのTシャツにレンタルしたホットパンツ
　

スタンバイ完了
　

「ワイは猿や。プロゴルファー猿や」

つむじ風舞うティーグランドでねらうはグリーンのターゲット♪

ということで伊勢佐木町に「見ざる」ではなく、あのプロゴルファー猿が現れた。
　

どこからどう見てもプロゴルファー猿
　

本名は猿谷猿丸。通称「猿」。

かつて一世を風靡したゴルフ漫画の主人公だ。

周りの空気はアゲインストかと思われたが、申年なので全てがウエルカムに感じる。
　　

足で芝目を読む
　

これまで数々のライバルを倒し、かなりの賞金を獲得してきた猿。

今回の相手は石川遼クンでも紅蜂（べにばち）さんでもミスターXでもなくコイツだ。
　

青空にカニ色が映えている
　

さるかに合戦以来、なにかとライバル視されている「カニ」が今回の相手。
まさに今が旬。特にお正月は各家庭の食卓に登場し、チヤホヤされているに違いない。
　

ボリューム感がスゴイ
　

何人前くらいあるのだろうか。解体ショーを開催できるレベル。

泡でも吹かれようものならひとたまりもないだろう。巨大なはさみに挟まれるのを想像しただけで震えが・・・。

しかし、幸いなことに攻撃を仕掛けた時間帯が早朝だったので、ヤツが動く気配は全くない。夢の中なのか、それとも余裕をかましているのか。
　

ゴルフクラブで威嚇してみる
　

ヒヨっている暇はない。やるなら今だ！

茹でる、焼く、蒸す、カニ鍋もいい。
それとも得意技の旗つつみでやっつけてやろうか。

モズ落としならぬカニ落しで落とし前をつけるのもありだが、ゴルフは紳士のスポーツ。ここはお互い公平になるようジャンケンで勝負しようじゃないか。
　　

1ラウンド目はあいこ
　

まずはチョキを出して様子をうかがう。

サイズ感は全く違うが、ジャンケンという土俵では対等にジャッジされるのだ。
次はいよいよグーを出してさっさとケリをつけようと思ったその時・・・
　

まっ・・・眩しい・・・
　

しまった。

不覚にも日差しを遮ろうと手のひらで目を覆った瞬間、パーを出してしまった。
そこへすかさずカニがチョキをアピールしてきてプレーは終了。
　

ワイは修行が足りなかった
　

平成のさるかに合戦は伊勢佐木町のカニに軍配があがった。
申年の2016年は万田猿でプレーを続けようかと思っていたのだが、クラブを置いて普通のおっさんライターに戻ることにする。

本年もはまれぽ.comをどうぞよろしくお願いいたします。
　　

―終わり―