天然温泉が横浜市内に存在する!?
ココがキニナル!
横浜市内にも天然温泉てあるんですかね?☆(いぶちん☆さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
日本温泉協会が認定する天然温泉は保土ヶ谷区の黄金湯のみ。不思議なことに東日本大震災以降、温泉の出がさらに良くなっているそうだ。
ライター:ワカバヤシヒロアキ
さらに深い歴史の湯、赤井温泉へ
リサーチを重ねた結果、なんと鎌倉時代からの歴史を持つ温泉が金沢区に存在することがわかった。
こちらも協会認定の天然温泉ではないが、金沢文庫駅から徒歩7分の場所にある能見堂赤井温泉。
この温泉は、以前はまれぽで掲載した「「金沢八景」という呼び名の由来は?」にも登場している。
創業は昭和23年と100年に満たないが、ルーツは約800年前、鎌倉時代にまでさかのぼる。
一見、まちの銭湯というたたずまいの赤井温泉
鎌倉時代、この場所を訪れた一人の武士が、赤い色の湯が湧いているのを発見。
それで傷口を洗うと快癒したという言い伝えが残る。
これこそ、まさに天然の温泉と言えるべき伝承である。
ロビーの様子、受付に座るのは太田さん
40年ほどここで働くという太田さんによると、訪れる人は意外にも遠方の人が多いという。
車で毎週通う人など、温泉のファンは多いようだ。
ただ、利用者は減少する傾向にあり、「もっとたくさんの人に来てもらいたいですね」と太田さんは話していた。
お風呂の様子
少々変わっているのは、ここの料金設定。
10時半に開店して午後3時半までは600円だが、午後3時半からは銭湯料金ということで450円となる。
施設自体は一切変わらないので、なんとも不思議な料金だがこれについて尋ねると「早い時間は温泉として、遅い時間は銭湯として扱っています。混み合うのを嫌い、ゆっくり浸かりたいという人が早い時間に来られますね」とのこと。
料金を変えることで、混雑を避けたい人の需要を満たしているのが理由であった。
温泉はとにかく赤い!
お風呂に入れば、目ではっきり分かるほど赤褐色のお湯が迎えてくれる。
ちょっと熱く弱アルカリ性の温泉は、肌荒れ、アトピーに効果があるそうだ。
まさに言い伝えの通りだ。
入っているとすぐに体が温まり、これはファンが多いのも十分理解できる。
独自の料金設定もお客さんの思いを汲み取ったものであり、私自身もまた訪れたくなる温泉だ。
まとめ
協会により天然温泉と認可された温泉は、横浜市内に黄金湯のみだったが、認定されていない温泉でも素晴らしいところはたくさんある。
これから本格的な冬を迎える中、市内の温泉を一度味わってみてはいかがだろう。
もし今回紹介していない温泉で、皆さんがお勧めのところがあれば編集部までご連絡いただきたい。
―終わりー
◆黄金湯
保土ケ谷区仏向町245-1
045-331-2707
定休:金曜日
◆中里旅館
南区中里3-7-3
045-731-1454
定休:無休
◆赤井温泉
金沢区釜利谷東3-9-51
045-783-1026
定休:月曜日(祝日の場合は火曜日)
MARYMARYさん
2018年11月03日 20時22分
天然温泉の認定はされてませんが大倉山の商店街の銭湯もとてつもなく黒くて、あったまって肌スベスベでした。
むつみみらい21さん
2018年09月04日 17時32分
中里温泉は廃業しています。いつからかは不明ですが、2018年8月に訪ねて行ったら更地になっていました。残念です。
リグヒトさん
2017年02月09日 21時53分
通っていた赤井温泉が閉めてしまいました。またいつか営業再開してほしいです!切に願います。