人々の心のゆとりを感じることができる街。はま旅Vol.44「元町・中華街編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅下車の「はま旅」第44回は、横浜の有名観光地へ行くには欠かせない、元町・中華街駅。
ライター:桐生 由美子
公園散歩の次はおもちゃワールドへ
元町公園脇の坂を元町公園プールに沿って山手方面へ上ると、ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として有名な北原照久氏が館長を務める『ブリキのおもちゃ博物館』が見えてくる。
現在のブリキのおもちゃ博物館は古い洋館を改装した建物
博物館の隣にはレトロな車が並ぶ『TOYS GAREGE』
その裏には1年中クリスマスの店『Christmas Toys』
館内に入ると、手前にはおもちゃを購入できるショップが、奥には1890年代から1960年代にかけて主に日本でつくられたおもちゃ約3,000点を展示する博物館がある。北原館長が1973年頃から収集したコレクションの一部とのこと。
館内手前がショップ
ワーゲンミニカーやターミネーターのフィギュアに、懐かしのモンチッチもある!
博物館はショップの奥
博物館から庭に出ると看板犬のロビーくんが気持ち良さそうにお昼寝中
元町のシメはやっぱりお酒!?
実は年末にはまれぽの取材で元町を歩いるときから、気になっていた店(お酒)がある。
コレだ!黒板にデカデカと書かれている『大麻入りBEER』?
その店は、食パン発祥の店『ウチキパン』の裏にある『Bar LASER RUSH』だ。
時間はまだ早いがドアが開いている。昼間も営業しているようだ。
さっそく店内のスタッフさんに大麻入りBEERについて伺うと、「葉っぱは違法だけど実は合法なのよ!少し甘味があって女性にも人気がありますよ」とのこと。
商品名は『麻の雫』。埼玉県で製造販売されている発泡酒だ。
麻の雫(330ml)700円(テイクアウトは500円)
多種のお酒が味わえる店内には、外国人常連客が集まるとのこと
大麻入りBEERは1本テイクアウトし、自宅で味わうことに。
そして最後にもう1店、5年程前に情報誌の取材で訪れた店に立ち寄ってみることにした。
ショッピングストリートの裏の川沿いにある、『ジャグカフェ@JagSkaddBase』という店だ。
この店が印象に残っていた理由はコレ!
テーブル席の上に並ぶ28cmのBE@RBRICK(ベアブリック)
68cmの巨大BE@RBRICKや
カウンター前には6cmのBE@RBRICKも
オーナー橋本さんのコレクションでもあるフィギュアは5年前よりも増え、今では店内に置ききれないほどなのだという。
店内には他にも、身長1mを超えるガンダムや数々のフィギュアが並ぶ
取材を終えて
何度か取材で元町を訪れて感じたことは、人々の心にゆとりがあるということ。そう思える理由は、3回続いた元町取材は、実はすべてアポなしの突撃。にもかかわらず、みなさんイヤな顔ひとつせず快く協力してくれたからだ。
忙しい中ご協力いただいた店の方々、本当にありがとうございました。
また、はまれぽ読者の中には、もっと元町に詳しい人もいるだろう。
「あのお店も紹介してほしかった」「こんなスポットもあるよ」など、ほかにもすてきな場所があれば、どんどんコメントいただきたい。
■日本茶専門店 茶倉SAKURAで出会った『withPhoto』の取材ページはこちら
「横浜元町」で心に優しいカフェめぐり
■今回のはま旅「元町・中華街」周辺
・「革専科 ヒロキ」 横浜市中区元町2-89
・「日本茶専門店 茶倉SAKURA」 横浜市中区元町2-107
・「ブリキのおもちゃ博物館(TOYS CLUB)」 横浜市中区山手町239
・「Bar LASER RUSH」横浜市中区元町1-33
・「ジャグカフェ@JagSkaddBase」横浜市中区元町1-21-2 田中ビル1F
― 終わり ―
タピオカさん
2015年03月18日 00時23分
ずっと気になっていた「大麻入りBEER」の謎がとけて良かった!
とうさんさん
2013年01月30日 11時59分
元町にしても中華街にしても、昔はほんとに異国情緒あふれる街だったよな。結局、外国船が激減して、バブルがはじけて、ただの異国情緒が残る街になっちゃった感がある。それに観光客だとわからないだろうが、店が頻煩に変わりすぎで、昔からあった小さな店舗はどんどんなくなるしな。まあ、まったく違う形で若者が集まる街として再生してもらいたいね。
linさん
2012年01月29日 12時55分
楽しく拝見しました。地元住民からして見れば、元町は以前と比べて(・・・と言っても、もう40年前くらい?^^;)お店の入れ替わりが激しく、近年は少々落ち着かない町のようにも思えます。空き店舗も多く目立つのが残念です。昔のように、もっと地元民や生活に密着した店舗が増えてくれれば嬉しいです。