終電で寝過ごした! どこまでなら始発を待つより歩いた方が早い?(東海道本線・下り編)
ココがキニナル!
横浜駅から東海道本線の下り終電で寝過ごし、終点の小田原駅に行ってしまった。どこまでなら始発を待たずに歩いたほうが早いの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
終電後の小田原駅から歩くと、二宮駅から始発に乗れる。しかし、小田原駅東口は、朝まで営業している店舗やホテルが多いので歩く必要はない。
ライター:はまれぽ編集部
残り1時間13分! どこまで行けるのか!
国府津駅は海に近く、箱根駅伝の往路4区と復路7区のルートでもある。
駅近くにある「のんき亭」は、1997(平成9)年〜2006(平成19)年の10年間、沿道で箱根駅伝走者を応援している人達に無料でとん汁を振舞っていたというエピソードがある。
【3時20分】箱根駅伝に貢献したうなぎ、和食屋の「のんき亭」(1時間59分経過)
東海道を歩いていると、さまざまな史跡や地蔵が目に入るようになった。
【3時24分】男女双体道祖神(だんじょそうたいどうそじん)(2時間3分経過)
【3時36分】不動明王(2時間15分経過)
この大山道(おおやまみち)道標は1834(天保5)年に建てられた。黄色く彩色された不動明王を乗せており、なんだか激励されているような気がした。
【3時37分】史跡車坂(くるまざか)の碑(2時間16分経過)
隣には、太田道灌(おおた・どうかん/室町時代後期の武将)、源実朝(みなもとの・さねとも/鎌倉時代前期の鎌倉幕府第3代征夷大将軍)、北林禅尼・阿仏尼(ほくりんぜんに・あぶつに/鎌倉時代中期の女流歌人)が車坂を詠った歌があった。
今度ゆっくり読みます・・・
【3時46分】西湘バイパスの橘インター入口を過ぎると二宮町に!(2時間25分経過)
車坂というだけあり、3度ほど(もう記憶が曖昧になってきている・・・)坂道を越えると足の限界が近づいてきた。さらに、始発の時間も迫ってきている・・・。ここでペースを上げなければ、二宮駅まで辿り着けるか怪しくなってきた。なんとしてでも二宮駅から始発に乗車したい!! 気合を入れ直し、必死に歩を進める。
【4時8分】また地蔵・・・「越地の辻の地神塔」と書いてある(2時間47分経過)
【4時12分】旧東海道の名残り。もう歴史を振り返る暇はない(2時間51分経過)
【4時25分】二宮駅前のコンビニが見えてきた!!(3時間4分経過)
【4時27分】二宮駅に到着!!(3時間6分経過)
小田原駅から約11km。なんと、小田原駅を4時30分に発車する始発電車より3分前に二宮駅に到着した。小田原駅から二宮駅までは電車で12分ほど。ここから次の大磯駅を目指しても確実に電車に追い越されてしまう。これはもう二宮駅から乗車して帰ろう。
二宮駅で待っていてくれた『ガラスのうさぎ』像
案内表示板には始発電車が表示されていた
きたーーーー! やっと出会えた始発電車!
待ちに待った始発電車と無事対面することができた。そして安堵からか、どっと疲れが押し寄せ、気力も体力も尽き果てた。足腰の疲労も限界を超え、乗車後はすぐに座席に座り、気付いたら眠ってしまった。
取材を終えて
調査を終え、自宅に帰宅してからすぐに深い眠りについた。次に目が覚めたのは夜の18時。調査開始の夜20時から携帯のアプリでカウントしていた歩数を見てみると・・・
3万歩・・・
「これはディズニーランドで遊んだ時より歩いてるよ・・・」と、しみじみ自らの頑張りを噛みしめることができた。
結果、横浜駅から東海道本線の下りで寝過ごし、小田原駅まで行ってしまった時、二宮駅までなら始発を待たずに歩くことができる。
今回歩けた東海道本線の小田原駅~二宮駅まで。約11km
ただ、小田原駅は想像以上に栄えていたので歩く必要は全くない。
もし寝過ごして行ってしまっても、絶対に歩かず始発を待つことをオススメしたい・・・
ー終わりー