【震災れぽ5】計画停電による街の様子はどうなってるの?
ココがキニナル!
計画停電による街の状態はどうなってますか?
はまれぽ調査結果!
建物や街頭はおろか信号からも光が消え、街が闇に包まれています!!
ライター:はまれぽ編集部
東日本大震災による発電・給電能力低下に対応するため、東京電力が首都圏における計画停電を実施すると発表した。そこで今回、瀬谷区において3月15日18時20分以降に計画停電が施行されるとの情報を得たので、さっそく相鉄線「瀬谷駅」へ向かった。
相鉄線、瀬谷駅前にて
まず、南口を歩いてみるが、音楽が流れ普段の生活とまったく変わらない状態だ。
店は通常通り営業しており、本当にこれから計画停電が起きるのかという気持ちになる。
駅前はご覧のとおり、普段と変わらない
続いて北口を回ってみるが、こちらも通常通り営業している。そこで、スーパーのマルエツやその他店舗に訪ねてみると、計画停電の時間直前まで営業するとのことだった。
北口周辺の様子。これがどのようになるのか
17時50分から瀬谷駅北口の大通り前で計画停電の瞬間を収めるべく、デジカメをもって待ち構える。
しかし、18時20分を過ぎても一向に停電にならない。
18時20分の写真。交通量も多い状態
10分、20分と時間は経過し、そろそろ諦めようかと思った瞬間、「バツン!」という音と共に突如、街から光が消えた。
同位置から撮影。光が消え、街が闇に包まれた
時刻は19時8分、状況はまさに『闇』の一言。店や家はおろか、信号からも光が消えた。こんな状況では交通に支障をきたすのではないかと思い、中原街道に移動すると、警官が交通整備を行っていた。幸いにも事故らしきものはなく、スムーズに車が流れていた。
停電が終わるまでの間、ずっと交通整備を行う
では、我々の生活の身近にあるコンビニはどうなっているのだろうか?北口付近にあるセブンイレブンを訪ねたところ、このような状態でも営業を行っていた。ただ、食料や飲料水は底を尽いている状態だ。
このような状態でも営業している
最後に、大衆居酒屋チェーンの魚民に直撃したところ、こちらも営業していた。
停電の間は、店内をロウソクの灯りで対応するとのことだった。また、厨房は火が使えない状態なので、揚げ物類など提供できないメニューもあるようだ。
外観からは全く営業しているようには見えない
取材を終えて
今回の計画停電を目の当たりにして、電気の有難味を肌で感じた。
それと同時に被災者の状況を考えると胸が苦しくなる。
被災地では依然として電気が通らない地域があり、停電状態が続いているのだ。
我々はまれぽとしても電気の重要さを噛みしめ、積極的に節電への協力を惜しまないつもりだ。
皆さんも是非、節電に協力して頂きたいと思う。たった1つの電源を切るだけでいい。
それだけで、震災地の人々を救える可能性があることを決して忘れてはならない。
― 終わり ―
- 前へ
- 1
- 次へ