みなとみらい21地区34街区に建設される新たな商用施設とは!?
ココがキニナル!
横浜美術館の向かい側、みなとみらい21地区34街区に商業施設建設中とあるのですが具体的にはどんな商業施設なんですか。完成後はこの地区どんな動きが期待されるのですか。(ひろりん。さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
34街区には、この地区最大のショッピングモールが来年6月オープン。世界初のエンターテインメント施設など幅広いカテゴリーのテナントが入る予定!
ライター:吉澤 由美子
グランモール公園をはさんだ横浜美術館の向かい側に三菱地所株式会社が建設しているのは、地下4階地上6階建て。延床面積約11万7000㎡(横浜スタジアム球場面積の約4.5倍)、店舗面積約4万3000㎡の巨大なショッピングモール。
着工したのは2011年5月20日。完成すれば、みなとみらい地区最大規模の商業施設となる。
2012年8月16日(木) には地下部分がほぼ出来上がっていた
そこで、三菱地所株式会社横浜支店で、プロジェクト推進室・担当室長の野本孝二郎さん、副主事の阪口玲磨さん、原千晶さん、広報部の田中翔さんに、このショッピングモールについて詳しいお話をうかがってきた。
左から、原さん、阪口さん、野本さん、田中さん
コンセプトは『ライフエンターテインメントモール』
34街区は、みなとみらい地区における重要な歩行者導線で都市軸のグランモール軸とクイーン軸が交わる結節点。みなとみらい地区にとって重要なポイントになる場所だ。
計画地はみなとみらい地区の中心※画像提供:三菱地所株式会社
34街区は当初、商業施設に高層マンションという複合施設が作られる予定だったが、この場所に必要とされるものを再検討した結果、ショッピングモールに軌道修正。
商業施設としたことで、向かいにある横浜美術館と同じように高さを抑えることができ、周辺の景観との調和も図られた。
ショッピングモールの名前は現在、「(仮称)MM21地区34街区商業施設開発計画」と仮のもの。正式名称の発表はまだ先だ。
現在は工事中。秋には建物の上部が見えるようになる
7月の初めにのぞいた時には、基礎がかなり出来上がっていた
正式名称がまだ決まっていないとのことなので、三菱地所の方がこの34街区開発プロジェクトをどう呼んでいるのかうかがうと「MM34(えむえむ さんよん)」という略称を使っているとか。
塀に描かれていた完成予想パース
完成するのは2013年6月予定。開発コンセプトは、みなとみらいの賑わいと憩いの拠点となる「ライフエンターテインメントモール」。
横浜らしいリゾート感あふれるゆったりした時間を提供し、美しい生活を送るためのさまざまな商品やサービスを発見できる場所となるらしい。
立体都市公園
「グランモール公園に面していて、向かいに横浜美術館があることが、空間コンセプトの大きなファクターになりました」と野本さん。
街のためになる施設であることの重要性を語る野本さん
34街区ショッピングモールの1Fは実は周囲の道路面より3m高く、グランモール公園と同じ高さにそろえてあり、主な出入口は公園側に設けてある。
最近は、横浜駅からの遊歩道が整備されたこともあり、グランモール軸を歩いてみなとみらいを散策する人が多くなってきている。遊歩道から自然に入ることができる場所を34街区ショッピングモールの1Fとすることで違和感なく、みなとみらいを回遊することが可能になる。