みなとみらい21地区34街区に建設される新たな商用施設とは!?
ココがキニナル!
横浜美術館の向かい側、みなとみらい21地区34街区に商業施設建設中とあるのですが具体的にはどんな商業施設なんですか。完成後はこの地区どんな動きが期待されるのですか。(ひろりん。さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
34街区には、この地区最大のショッピングモールが来年6月オープン。世界初のエンターテインメント施設など幅広いカテゴリーのテナントが入る予定!
ライター:吉澤 由美子
立体都市公園
(続き)
また、34街区はかなり横長の敷地。そこで壁が続く圧迫感を和らげるため、凸凹のある壁面やテラスなど、ヒューマンスケールでものが見えるように工夫したデザインがほどこされている。
34街区ショッピングモール完成予想図※画像提供:三菱地所株式会社
建物には屋上公園やテラス、トップライト、パティオなどがあり、建物の中にいても光や風、緑を感じることができる設計。
屋上に緑を配した「見下ろし景観」への配慮は、周辺に高層ビルの多いこの地区ならではのもの。
上空から見たパースで屋上の緑が確認できる※画像提供:三菱地所株式会社
他にもお子さんが安心して遊べるスペースや、建物の中に一度も入らず表から行ける屋上庭園などもあり、まさに立体的な公園の中にショップが入っているという雰囲気になるらしい。
セガとBBCが提携する、日本初の体験型エンターテインメントパーク
この34街区ショッピングモールでなんといっても楽しみなのは、今年7月29日に誘致が発表された「体験型エンターテインメントパーク」。5・6Fに約4000㎡(テニスコート約15面分)という規模で誕生する。
これは、英国放送協会(BBC)が過去50年間にわたって制作している自然をテーマにした世界最高峰の映像コンテンツ「BBC EARTH」に、株式会社セガの技術力と企画開発力が組み合わさった世界初の試み。
まだ画像などの情報が公開されていないのでまったく想像がつかないでいると、「たとえば雄大な滝がすぐ目の前にあるといった本当にリアルな自然体験ができるのではと思います」と阪口さん。
「大自然の驚異を間近に観察できる施設です」と阪口さん
他にも、「東京ガス横浜みなとみらいショールーム(仮称)」には地元のシェフと連携して横浜ならではの食文化を発信する体験型施設が併設される。誰でも気軽に参加できる内容で、場所は4Fレストラン・フードコートの近くだそう。
東京ガスショールームのイメージ※画像提供:三菱地所株式会社
ショップは190店舗!
みなとみらい地区は去年の来街者数が約5900万人、オフィスの数は約1420社で就業者数は約7万8000人、居住人口は約7600人(平成23年7月)。遊び、仕事、暮らしとそれぞれ目的の違う人が集まり、行き交う街。
もともと三菱地所は、みなとみらいで20年間営業している横浜ランドマークタワーという基礎データがある。そこからみなとみらい地区という街に足りないもの、34街区の開発で必要とされているものを集積した。
34街区ショッピングモールは、「分かりやすさ」と「親しみやすさ」をキーワードに、さまざまなカテゴリーで最もパワーのある「旬」のショップがそろうとのこと。
地上6階、地下4階のフロア構成※画像提供:三菱地所株式会社
B4Fはみなとみらい駅に直結し、コンビニエンスストア、雑貨や化粧品のショップ、カフェなどが集まる便利なフロア。
B1FとB2Fは、食品やワンマイルウェア、生活雑貨、家庭用品というラインナップでデイリーニーズに応える。大きなスーパーマーケットが1軒入るというのではなく、それぞれの専門店にて食料品から日用品までそろい、スーパーマーケットの機能をまかなう予定。
B3FとB1・2Fの一部は収容台数約900台の駐車場だ。1~3Fは、トレンドファッションと高感度雑貨が集まる。
テラスのある4Fの約半分は、幅広いニーズに応えるレストランやフードコート。4Fの残りの半分と5・6Fには東京ガスのショールームやセガの体験型エンターテインメントパークが入る。
ショップの数は190店舗。大規模小売店舗出店法により横浜市に先ごろ届け出が行われたのは、「スポーツオーソリティ」「ユニクロ」「トイザらス・ベビーザらス」など。「横浜ジャックモール」にあったショップが多いが、これはお店からのラブコールを受けての出店。みなとみらい地区での実績がある店が、多少間は空くとはいえ引き続き利用できるのはうれしい。
横浜ジャックモールの中にあった「トイザらス・ベビーザらス」などが出店予定
また認可保育園「ポピンズナーサリースクールみなとみらい」の開設も予定されている。
2013年6月に34街区ショッピングモールがオープンしたら、みなとみらいはさらに便利で楽しい街になりそうだ。
取材を終えて
公園のような商業施設。横浜美術館と高さをそろえて周辺のスカイラインと調和を図り、見下ろし景観にも配慮する。そして、大型で世界初のエンターテインメント施設を誘致する一方、デイリーユースの食品や日用品なども網羅したショップ構成。
三菱地所は、三菱重工業株式会社の横浜造船所跡地を取得しており、みなとみらい地区民間最大の地権者。それもあって、34街区の開発には、21世紀にふさわしい美しい景観と魅力的な街づくりを自分たちが主導していくという使命感や矜持を持ってあたっていると感じた。
体験型エンターテインメントパークも含め、34街区ショッピングモールの具体的な内容は2013年になれば続々発表されるとのこと。その時になったら詳しい話をまたうかがってみたい。
― 終わり―
三菱地所株式会社 横浜支店
住所:〒220-8115 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー
ホームページURL:http://www.mec.co.jp/j/branch/yokohama/
Tonyさん
2013年01月06日 12時50分
都内の世田谷、目黒区、お台場、豊洲の様にペット家族への配慮も差別化材料になると思います。横浜地区はこれが少な過ぎるので週末はわざわざ都内に行くことが多い。
すけるさん
2012年12月24日 10時07分
ダイソーとニトリの行方が気になる
幸人さん
2012年09月10日 06時12分
当初の住宅複合案には失望したけど、方針転換して本当に良かった。