海からも見える!?能見台に建つ巨大構造物の正体は?
ココがキニナル!
金沢区能見台奥の高台にある巨大構造物。東京湾の海上からも見えるので、上からの眺めと中の様子が知りたいです。(PASさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
水道局小雀浄水場の“能見台高区配水槽”という設備で、内部には水道水が貯められている。屋上からはランドマークタワーはもちろん、海まで一望できる。
ライター:田中 大輔
今回のキニナルの舞台は金沢区能見台。
その名の通り、高台になっている場所だ。とはいえ、高くなっているのはだいぶ内陸の方だし、海まで見えると言われるとちょっと懐疑的。
あるいは、それほどに高くそびえる構造物があるんだろうか。
巨大構造物の正体は!?
まずはその巨大構造物の正体を知らないと話は始まらない。
キニナルを投稿してくださった方にメールをして、さらなる情報を聞いてみた。
それで分かったのは、おおよその場所とどうやら水道局の施設らしいということ。
確かに、以前にはまれぽで取り上げた水路橋のように、水道局の施設は大きくて目を引くものが多い。
旭区にある大貫谷戸水路橋。これもキニナル存在だった
教えてもらった場所と水道局というキーワードから調べた結果、その巨大構造物とは“能見台高区配水槽”という施設だということが分かった。
早速、水道局に取材を申し込み、担当者と現地で待ち合わせをすることになった。
高級住宅街を抜けた先には
能見台はいわゆるベッドタウン。
観光スポットなどは特になく、住宅街が広がっている街だ。
京急能見台駅。小さな駅で、コレといって見るものはない
目指す場所は能見台2丁目。高台のてっぺんに当たる。
駅からは歩いて30分くらいの場所だが、いかんせん上り坂が続くため閑静な住宅街をエッチラオッチラ歩いていかなければならない。
現場に近づくにつれ、新しく洒落た家が目立つようになり、高級住宅街といった感じになってくる。
周りの家はどれもキレイで大きめ
そんな場所を歩き続けていくと、家と家の隙間から、住宅街には似つかわしくない巨大な構造物が姿を現した。
なんだかスゴイのが見えてきた!
高台ゆえに建てられた!? 配水槽の役割とは
これこそまさに今回の主役、能見台高区配水槽だ。
威風堂々。巨大構造物と呼ぶにふさわしい存在感だ
周囲の家と比較すると、いかにデカイかが分かるだろう。
なんだか場違いなほどの大きさ。2階建の家よりはるかに高い