シーパラダイスには行かない!? はま旅Vol.86「八景島編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第86回は、シーサイドライン「八景島」駅。そこは魅力たっぷり、人情味にあふれる漁師町だった。
ライター:吉田 忍
八景島駅といえば「横浜・八景島シーパラダイス」の最寄り駅。とはいえ超有名スポットなので、今回はシーパラダイスには行かないと決めて八景島駅に降り立った。
雲ひとつない爽やかな秋晴れの金曜日の午前11時。駅前にて
ユリカモメが集まる海の公園
改札を出るとそこは海の公園。すぐ先に海が見える
この道を進むとシーパラダイスなのだが、今日は行かないのだ
公園の中なので何もなく、人の姿もほとんど見えない。なにはともあれ海へ行ってみる。
唯一、駅の横にあるアイスクリーム屋も閉まっていた
ぐるりと向こう側まで広い公園。この公園に沿って駅が3つもある
マンションの左側に富士山が見えた。ちょっと得した気分
秋晴れの下で、しばらく海を満喫していたら、ユリカモメが集まっている場所があった。どうやら餌をあげている人がいるようだ。
ユリカモメにパンを投げていた田中さん。この後、みかんをいただいた
「退職して時間があるからね、毎日ここに来て仲間とおしゃべりしてるんだよ」
田中さんの友人、池ちゃん。「お昼を過ぎると大勢になるんだよ」
シーパラダイス以外で面白いところはありますか? と訪ねると、「この辺にはなんにもないねえ」という答え。「頑張ってな」という声を掛けていただいたが、不安がよぎる。シーパラダイスを除外したのは失敗か。
それにしても、老後をのんびり過ごすのに、こんな場所が近くにあるといいだろうなぁと思いつつ駅に戻った。
駅の横に向こう岸に渡る橋がある。なかなかカッコいいデザインの橋だ。
釣った魚を調理してくれるスパ
駅の横に向こう岸に渡る橋がある。なかなかカッコいいデザインの橋だ。
シーサイドラインをくぐって、向こう岸に渡る人道橋
横から見るとこんな感じ。真ん中に穴がある
船の通行のためか真ん中が高くなっている
振り返ると駅
シーサイドラインの向こうにシーパラダイス
反対側には柴漁港が
下をのぞき込むと壁に「ゆ」と書かれた建物を発見。まずはあそこに行ってみよう。
橋のたもとに「ゆ」の文字が見えた
そこは「シーサイド・スパ八景島」だった。スパのほかにレストランとマッサージがあるようだ。
シーサイド・スパ八景島の入口
お話を聞いてみると、ここのお風呂は海水を沸かしている「海洋泉」。ミネラルたっぷりで、筋肉痛や冷え性に効果があるそう。全国に2~3ヵ所しかない珍しいお風呂らしい。
シーサイド・スパ八景島の越水さん
入館料(入浴料)は1100円とのことだが、「釣りパック」1500円(休日1800円、 要予約)という興味深いものがあった。伺ってみると、近くに釣船があって、釣ってきた魚をお刺身か天ぷらに調理してくれるというもので、入浴料も込み。釣りを楽しんだ後、お風呂で温まると、釣ってきた魚が料理されている。なかなか魅力的ではないか。
そこで、釣船店に行ってみることに。