横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.4 JR戸塚駅西口の商店街で「トツカレー」を創る!
ココがキニナル!
活動資金1000円で横浜中の商店街をめぐる旅、第4回は、「旭町通商店会」と「戸塚宿ほのぼの商和会」のみなさんに食材を提供いただき、戸塚ならではの名物料理を創作してみた
ライター:河野 哲弥
横浜「1000ぶら」商店街探訪。この企画のルールは、横浜市内の商店街を「活動資金1000円」のみで「ぶらっと」歩くというもの。4回目を依頼されたとき思いついたのは、1000円を元手に、地元名物になるような「オリジナルグルメ」が創れないかということだ。
では、ドコの商店街にナニを頼むべきか・・・。そのとき、河野の頭の中に浮かんだキーワードは、「トツカレー」だったんですね。戸塚が1枚の絵図になったようなカレーを、この手でプロデュースしてみたい。
戸塚のカレーだから「トツカレー」、安直さに笑いが出てくる
とは言うものの、協力してもらえる店を見つけないことには、絵に描いたカレーだ。まずは、料理店探しから、今回の旅を始めてみた。
無理難題に、インド人もビックリ!
JR戸塚駅西口からひと続きになっている「旭町通商店会」と「戸塚宿ほのぼの商和会」を通り、探索してみたところ、ちょうど道を挟んで、2軒のカレー料理店を発見した。ところが、駅に近い北側の「カレーハウス横浜ボンペイ」は、すでに夏季休暇に入ってしまった模様。残るは「インド・ネパールレストラン トルシー(以下トルシー)」のみ。断られたら、この企画は、早くも終了となる。
「トツカレー」の誕生は「トルシー」にかかっている
玉砕覚悟で、店内に突撃
「あのー、すみません・・・」。
今回の趣旨を説明しながら、同店社長のディビラル・バンダリさんに、無理を承知で頼み込んでみた。
明らかに困っている、バンダリさん
絵図に込めたい戸塚の風景としてピックアップしたのは、こんなスポット。
妥協は後でもできるので、とりあえず、思いついたままのリクエストを投げかけてみた。
戸塚の由来の1つ、「冨塚之碑」
東海道線と、踏切もしくはアンダーパス
するとバンダリさん、うれしいことに、快く協力してくれるという。その後、食材などの打ち合わせを経て完成したのは、こんな予想図だ。
本当にできるのか、「トツカレー」完成予想図
よーし、後は、青果店などで食材を買ってくるだけ。だが、ただ買ってくるだけじゃつまらない!
「商店街の方々に参加してもらおう」と思い、各店舗に食材提供の交渉を開始してみた。
目指すは「冨塚之碑」となるような食材(複数想定)、踏切を作るナスか長ネギ、東海道線をイメージしたズッキーニとカボチャ、沿線の樹木を表現するカリフラワーなどである。