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保土ケ谷区の小学校で食中毒? 児童と教職員89人が集団欠席

ココがキニナル!

横浜市の小学校で89名のおう吐、下痢の症状の欠席者が出て給食はパンと牛乳だったそう。市の発表基準や他校の実態は?(ヤングさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1月29日現在で報告されているのは1校のみで、保健所が原因究明を急いでいる。横浜市では「学校教育活動内での食中毒」と断定した場合は公表する

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ライター:はまれぽ編集部

大人・子ども含めて89人が集団欠席



静岡県浜松市で、給食のパンに付着したノロウイルスにより1000人を超える児童が食中毒に感染したことは記憶に新しい。それが今度は横浜でも?
キニナル真相を調査すべく、横浜市教育委員会(以下、市教委)健康教育課に取材した。
 


市教委が入居するビル


対応していただいたのは、同課の永峯課長。永峯課長によると、1月27日(月)の朝、市内の小学校で児童と教職員を含む89人(うち教職員3人)が集団欠席。いずれも下痢やおう吐の症状を訴えていたという。このため、同課は28日(火)朝、急きょ、個別に包装してあるため、感染のリスクが少ないという理由などから、同校の給食をパンと牛乳にする措置を取った。
 


個別に包装されたパンと牛乳を給食にした(写真はイメージ、横浜市教委提供)


はまれぽの調査で小学校が保土ケ谷区内であることは分かったが、市教委では「原因が特定されるまで、学校も給食の献立も公表しない」とコメントした。

横浜市内には342の小学校がある。同課によると、給食は学校を4つのグループに分けて、それぞれ別の献立を提供している。

今回児童が集団欠席した学校と同じグループや、そのほかのグループの学校からは集団欠席の報告はなかった。また、1月25日(土)、26日(日)の両日とも、学校主催で食事などを伴う行事はなかったという。

このため、市教委は27日横浜市保健所に調査を依頼。現在は保健所が調査を行っている。今度はその調査について市保健所健康安全部食品衛生課の泉俊明課長に伺った。

泉課長によると、児童の症状からみると、浜松市と同様、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の疑いがあるという。
 


ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影


ノロウイルスに感染した場合は24~48時間以内に発症するケースが多いという。同課ではさらに詳しく調べるため、22日(水)前後から24日(金)までの給食などを調べる。