我らが愛すべき京急。噂では女性職員の方が“メーテル風コート”を着用しているらしい！　ちなみにメーテルとは、SFマンガの巨匠・松本零士（れいじ）氏の代表作の1つ「銀河鉄道999」に出て来る登場人物。永遠の命を求める主人公・星野鉄郎とともに旅するナゾの美女なのだ！
　

切れ長の目に長いまつ毛と美しい髪、憂いを帯びた表情がメーテルの魅力
（画像提供：東映ビデオ）
　

メーテルといえば“黒いロングコート！”
（画像提供：東映ビデオ）

しかし、投稿によると、実際に“メーテル風コート”を着用している女性職員を一度しか見たことがないとのこと。夢か幻か？　はたしてメーテル風コートは実在するのか！？

真相を確かめるべく、京急のご担当者に問い合わせてみることに！
　
　
　

担当者に直撃！

　
京浜急行電鉄株式会社（以下、京急）総務部広報課の飯島学さんにお話を伺う。2008（平成20）年、京急では会社創立110周年を迎えた。それを機に、駅係員と乗務員の制服を一新。

以前の制服は1992（平成4）年から導入され、16年間乗客に親しまれてきた。だが、“今後さらに飛躍する京急”をイメージし、新しい制服の導入が決定したそうだ。
　

2008（平成20）年に導入された新制服

新制服のデザイナーは公表していないが、「コンセプトに基づき、デザインされた」と飯島さん。

コンセプトは下記の通り。

1.今後の鉄道事業戦略を見据えた「新しい京急」のイメージを表現
2.安全性や危機管理を重要視した、事故防止に対応
3.環境保全に努め、リサイクル素材を使用しクールビズに対応
4.作業効率向上を目指し、各職種の所持品の変化にも対応した機能的な制服
5.京急の「顔」としての役割を果たし、誰もが着てみたいと思うようなデザイン性
6.貸与品の厳正管理と社外流出防止を図るため貸与者情報を管理
　
制服の特徴は、鉄道員の制服らしい規律や正義感を感じさせる“ネイビーブルー”が基調となっている。上着の肩と袖にラインを入れ、職種ごとの識別を明確にした。
　

確かにラインが入っているので、さわやかな雰囲気！
　

左は通常時、右は盛夏時に着用する制服