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永遠に帰れない!?ライター松宮が横濱はじめて物語にある「リアル脱出ゲーム」に挑戦!

ココがキニナル!

伝説のゲームセンターからの脱出というリアル脱出ゲームが、横浜にあるそうなので取材をお願いします。(5656さん、brooksさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

脱出成功率約20%の「伝説のゲームセンターからの脱出」に松宮と編集長吉田が挑戦! 脱出するまでに9回挑戦し、約4時間半かかった!

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ライター:松宮 史佳

ランドマークタワー69階の階段」との死闘を終えた数日後。
 
「しばらくはゆっくりしたいなー」とベッドでボーっとしていると、吉田氏から電話が! 
鳴りやまないので出ると、「今度は頭を使え!」と吉田氏。「いつも原稿書いてるじゃん!」と言うと、「お前は原稿書くのに頭は使ってないだろう」と一蹴される。

ウワサによると、みなとみらい線・新高島駅から徒歩4分のところにある「横濱はじめて物語」の中に「リアル脱出ゲーム」なるものがあるらしい! インターネットで調べてみると、「株式会社タイトー(本社:東京都新宿区)」が取材窓口になっていると判明。
 
早速取材を申込み、吉田氏とともに「リアル脱出ゲーム」を体験させてもらうことに!
 


「リアル脱出ゲーム」とは!?


 


「横濱はじめて物語」


株式会社タイトーイノベーション総合推進室ニューアミューズメント創造チームの安藤直史さんにお話を伺う。
 


株式会社タイトーの安藤直史さん


2004(平成16)年、マルチメディアクリエーター・高木敏光(としみつ)氏によって発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。

そのフォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」だ。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されている。

2012(平成24)年に行われたZeppツアー「月面基地からの脱出(主催:株式会社SCRAP)」ではトータル3万人を、通年で全世界20万人を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を熱狂の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテイメントである(伝説のゲームセンターからの脱出HPより)。
 


脱出成功率は約20%! 



「横濱はじめて物語」にある「リアル脱出ゲーム」は“伝説のゲームセンターからの脱出”という設定。
 


「伝説のゲームセンター」がこちら!


ストーリー
世界で最初に生まれたゲーム筐体(きょうたい:機器類を収める箱型の容器)。すべてのゲームはここから生まれ、あらゆるアイデアはここから広がった。伝説のゲームを求めてゲームセンターを訪れた。だが、このゲームセンターには“出口がない!”すべてのナゾを解いた時、伝説のゲーム機に電源が入り、脱出できるという。果たして脱出できるのか!?
 
つまり、ひとことで言うと、“すべてのナゾを解いて密室から脱出する”というゲームなのだ!

「伝説のゲームセンターからの脱出」は「株式会社タイトー(以下、タイトー)」と「株式会社SCRAP(以下SCRAP)」がコラボしてつくられた。

「タイトー」は1953(昭和28)年に「太東貿易」として創業した(1972<昭和47>年に「タイトー」に社名変更)。なんと、同社は“ウォッカを初めて輸入した”会社なのだ!
 


創業当時、国内で初めて醸造されたウォッカ「トロイカ」


また、国産のジュークボックスやクレーンゲームを初めて作ったのもタイトーだ。
 


1956(昭和31)年には国産の「ジュークボックス」を製作
 

ナゼかジュークボックス「エレクトラ」と宮島が!(なぜ宮島なのかは不明)


以後、初の国産ビデオゲーム「エレポン」や社会現象を引き起こした「スペースインベーダー」を発表。ゲームメーカーの先駆けに。
 


1973(昭和48)年に発表された初の国産ビデオゲーム「エレポン」
 

「スペースインベーダー」は1978(昭和53)年に発表
 

「スペースインベーダー」は社会現象になった


一方、「SCRAP」は2008(平成20)年、京都で創業。もともとはフリーペーパ―制作会社だったが、遊園地やスタジアムで脱出ゲームを仕掛けるうち、“ナゾのイベント会社”として認知されるように。現在ではテレビや企業などと幅広くコラボし、新しいエンターテイメントを生み出している。

「伝説のゲームセンターからの脱出」の構想期間は「約半年ほど(by安藤さん)」。
 
「伝説のゲームセンターからの脱出」が「横濱はじめて物語」に完成したのは、2013(平成25)年10月18日。横浜が選ばれたのはファミリーやカップルも多く、「リアル脱出ゲームセンターを楽しんでもらえる層が多いだろう」と考えたため。

現在、「伝説のゲームセンターからの脱出」は横浜と博多で公演中。「3月下旬には仙台にもオープンする予定」とのこと。
 


入口には「リアル脱出ゲーム」のプレイ方法が書かれているので、挑戦前にチェック!


料金は1人1回500円。プレイ時間は10分。脱出するまで答えは明かされないので、何度でもプレイ可能。

なお、「伝説のゲームセンターからの脱出」は予約不要。プレイ時間も10分と短いので、来館すればすぐにプレイできる。しかし、週末は混み合うことが多く、1時間待ちという日もあるそうだ。
 


券売機でチケットを購入する


客層は20代が大半。カップルが多いが、1人で挑戦する勇者もいるとのこと。
たまに、子どもや孫とプレイする60代~70代の方もいるそうだ。

脱出成功率は約20%ほど。脱出までの平均挑戦回数は4~5回。最短で脱出した人の記録は1回。(博多も含め)1回で脱出したツワモノはわずか3人! 脱出するのが極めて難しいゲームなのだ! 
 
しかし、ほかの常設タイプの公演よりも脱出率は高く「初めての方でも頑張れば脱出することができる設定になっている」と安藤さん。
 


脱出に成功すると、黒板に名前が記載される


安藤さんにお話を伺ったところで、いよいよ「伝説のゲームセンターからの脱出」に挑戦することに!