Y150マスコットキャラ、「たねまる」の現在は!?
ココがキニナル!
2年前に開催された「開国博Y150」のマスコットキャラクターのたねまるは、今なにしてるんですかね?(まよっちさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市の正式なマスコットキャラクターにと推す声もあったが、今だ決着がつかないY150の問題の為、細々とした活動を余儀なくされている状態です。
ライター:東海林 登
たねまる登場!一躍人気者に
「たねまる」とは、横浜港開港150周年を記念し2009年4月28日から9月27日までの153日間、行政、企業、横浜市民が一丸となり総力をあげて取り組んで盛大にぶっこけた博覧会「開国博Y150」(以下、「Y150」)のマスコットキャラクターである。
横浜要素盛りだくさんのたねまる
芽を出した種を上半身に、船を下半身に持つ「たねまる」は、愛らしい風貌とキャッチーなネーミングでちびっこを中心に横浜市民に受け入れられ、2008年1月19日(土)のY150開催500日前カウントダウンイベントより、たねまるキャラバン隊としての登場からほどなくして注目を浴びる。ちなみに頭の2枚の葉は「よこはま」の「Y」を表しているようだ。
Y150関連グッズの他にも、絵本やご当地キティへの採用、さらには『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』(2009年3月公開)への出演も果たしている。
映画 プリキュアオールスターズDX 画像左側 黄色の物体がタネマル
“(C)2009 映画プリキュアオールスターズ製作委員会”
マスコットキャラクターにつきものの「イベントが終わったらハイそれまで」という宿命を背負いながらもY150開催前から「将来的には正式な市のマスコットキャラクターに」という声が多数寄せられ、その前途は明るいと思われた。ところがY150閉幕後、「たねまる」は姿を消してしまう。
未だ決着が付かないY150
二十数億円の大赤字を出したY150は、その責任を巡り主催団体の横浜開港150周年協会(以下「協会」)と旅行代理店の近畿日本ツーリスト、日本旅行、相鉄観光、企画・運営を行った広告代理店、博報堂とアサツーディ・ケイの間で特定調停、訴訟合戦が繰り広げられ、現在も係争が続いている。
つまり、いくら人気があるとはいえ、「たねまる」の使用権を持つ協会がY150の事業収支を確定し解散できない以上、「たねまる」の使用権も横浜市に譲渡することはできないのである。
全国のキャラが集まったJRのポスター。たねまるの姿を見たかった