虚偽記載疑惑の港南区市議、本人の見解は?
ココがキニナル!
林市長の推薦を受けたと虚偽の言葉をポスターやはがきに使用していた中山大輔(35:民主)氏。同じことを山田桂一郎(47:ヨコハマ会)氏も行っていたそうですが、実際はどうなんですか?
はまれぽ調査結果!
山田氏曰く、全く問題がないとのことだが、有権者がどう考えるかは別問題!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
2011年4月に行われた横浜市議選で当選した同市神奈川区選出の中山大輔(35)氏。
そんな中山議員には、選挙ポスターなどに横浜市の林文子市長の推薦を受けたかのような虚偽の内容を掲載した疑いが強まっている。神奈川県警はすでに公選法違反の疑いで立件する方針を固めているとの報道があった。
さらに報道ではもう一人の人物についての指摘もされている。それが、港南区選出の山田桂一郎(47)氏だ。
前回調査の内容も踏まえ、我々は追加調査に乗り出した。
中山議員の発言を探る
山田議員を追いかける前に、一つ整理しておきたいことがある。
前回調査の中で中山議員が発言している「調書にサインもしていないのに“立件へ”と報道される理由がわからない」というもの。
これについて、神奈川県警広報課に聞いてみた。
―中山氏は「調書にサインをしてないので、立件されるはずがない」と発言しているが、そういうものなのか?
「一般的に考えても調書へのサインの有無は本人の自由なので、あろうとなかろうと、警察・検察が判断すれば立件はできます」
ちなみに、その他の件について尋ねたが「いかなる事件についても捜査中の段階では何も公表できない。
山田議員についても同様である」と言われてしまった。
いずれにせよ、中山議員の言い分にはかなり無理があることがわかった。
法への認識が甘いということであろうか。
また、今回争点となるであろう、ポスター記載の表現が虚偽であるか否かについて、横浜市選挙管理委員会に問い合わせたところ、
「あくまで選挙が公正に行われることを監視する機関であり、ポスターの表現にまで(公序良俗に反する場合を除き)指導することはできない」という回答であった。
これに関しては、立件されるとなれば、司法の判断に委ねられることとなる。
山田議員を訪ねる
山田議員と言えば、「地盤・看板・カバンなし、おまけにコネなし」を自らの謳い文句に活動する港南区の市会議員である。
6月24日、港南台駅前にて駅頭演説をしているということで、その現場を訪ねた。
現在2期目を務める山田桂一郎氏
朝9時前、ちょうど演説の帰り支度をしている山田議員を発見したので、直接話を伺った。