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戦後まもない野毛周辺の街並みが気になる。今もあるお店の中で一番古いのは!?(とっくんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

野毛には戦後まもない昭和20年代に開業した店はいくつもある。より古い店を探したどってると明治時代までさかのぼることができるがそれは完結編で

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2014年07月11日

ライター:永田 ミナミ

野毛にならぶ店

前編では、野毛の歴史を俯瞰するかたちで、幕末まで小さな漁村に過ぎなかった野毛が、開港、関東大震災、戦争という大きな変化と困難をくぐり抜けて、多くの人でにぎわう活気ある街へと発展していく様子を振り返った。また、その独特な歴史を通して、野毛の街が野毛ならではの雰囲気を醸成してきたこともうかがえた。
 


明治時代の野毛本通り(横浜市中央図書館所蔵/提供)
 

野毛坂の中腹から都橋方向を眺めた街の様子。店がならび活気がある
(横浜市中央図書館所蔵/提供)
 

露店がならぶ戦後の野毛の街。奥に野毛山が見える
(横浜市史資料室所蔵/提供)
 

野毛山交差点から見降ろした眺め。手前の横浜道には市電が走っていた
(横浜市史資料室所蔵/提供)
 

さて、今回はもうひとつのテーマである「現存する野毛でいちばん古い店」を探し、実際に街を歩いてみた続編である。いくつかの店を訪ね歩きながら、街に暮らす人から直接聞くことができた話は、資料から得た情報とはまたちがう体温があり、何気ない言葉が沁みたりもした。

前編でも述べたように、野毛に古くからある店は、大きく3種類に分けられる。
明治の開港期から野毛で商売をしてきた店。伊勢佐木町や関内など店があった場所が接収され、野毛に移ってきた店。そして、戦後の混乱のなか、人々がその日を生きていくために新しく開いた店である。

野毛の古い店をたどっていくと、何と開港まもない明治時代まで遡ることができるが、戦後まもなく開業した店でもまもなく創業70年。まぎれもない老舗である。ひとつひとつの店でうかがった話にはどれも少なくない時間の蓄積が感じられ、味わい深い街らしい取材となった。

そしてその味わいは、さかのぼればさかのぼるほど深くなっていくので、今回は昭和20年代(1945〜54年)に野毛で創業した店と、接収などの理由から野毛に移ってきた店を訪ねて、終戦まもないころまでさかのぼっていくことに。
 


戦後の野毛に誕生した店

ではまずは、戦後の野毛に開業した店である。

街歩きの途中、無性にカレーパンを頬張りたくなって向かったのは、手づくりパンの店「キムラヤベーカリー」だが、このベーカリーも歴史は古く、1954(昭和29)年創業である。
 


昭和20年代最後の年に開業したキムラヤベーカリーは、今年ちょうど創業60年
 

カレーパン購入後、ご主人の広枝さんに話をうかがった
 

現在はトレーとトングを持って自分で選んだパンをレジまで持っていく方式だが、13年前に改装するまでの「キムラヤベーカリー」は、ガラスケース越しの対面販売だったという。アンパンやクリームパンなど懐かしさと安心感のあるメニューがならぶほか、創業当初からあり、一時中断していたものの改装の少し前から復活したコッペパンも人気だ。
 


サクッとしてもちっとしたパンのなかには、具だくさんのカレーがたっぷり(162円)
 
 

 

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