ガチカレー! エントリー店、ガチで美味い店はどこ? 第2弾
ココがキニナル!
「ガチカレー!」エントリー店から絶品カレーうどんで勝負の3店、中区「元町 久佑」西区「鉄なべや とん太」西区「平沼 田中屋」を紹介。
ライター:クドー・シュンサク
一般社団法人横浜市商店街総連合会が催す「ガチカレー!2014」。
「老舗の直球、王道系カレー」の前回に続く第2回は「夏にもウマい絶品カレーうどん」でエントリーした3店を厳選し紹介。
話を持ってきた、編集部の山岸怪獣については今回ふれずに(興奮気味な打ち合わせのクダリがこの時期非常に暑苦しいので)いきましょう。
そして今回は裏テーマとして、カレーうどんということなので、どうしてもちょっと欲しくなる「白いごはん」と一緒においしくいただけるかも調査。
まずは、元町にある和の趣が心地良い小料理屋さんのカレーうどんから。
「元町 久佑(きゅうすけ)」の「合鴨のつくね入りカレーうどん」
JR根岸線の石川町駅から歩いて5分、元町クラフトマンシップ・ストリートにある小料理屋さんでいただく「夏にもウマい絶品カレーうどん」。
「ガチカレー!2014」エントリーNo.13「元町 久佑」さん。
和の風情が、いい
落ち着いた品のある小料理屋の風情。カウンターにはおばんざいが並ぶ。
品のある小料理屋さんでいただく「元町 久佑」のエントリーカレーはこちら。
合鴨のつくね入りカレーうどん(900円※夜はハーフサイズのみで530円)
厳選したカレー粉からルーを作る。サラダ油のみであっさりと炒めあげ、そこに丁寧にとったカツオのダシを加える。具の合鴨つくねを一緒に煮込むことで、鴨独特のコクと旨みがダシに溶け込んでいる。
では
いただきます
とろりとした汁には、カツオと鴨の旨みがたっぷり。少々ピリリとくる辛さと、深いまろやかさが旨みと相まり、至福の味。鴨のコクとカレーの相性の良さは驚きの美味さ。
とろりとした旨みたっぷりの汁がうどんによくからみ、とても上品でコク深い味わい。合鴨のつくねは、箸ですっとほぐれるやわらかさ。ほくほくとした食感とピリリとくるカレーの刺激も申し分なし。
これはうまい
そしてこれ
途中、植物性の生クリームをたらし、よりまろやかにいただけるカレーうどん。小技も効いている。
ここで「白いごはん」といただきたい旨をお伝えすると店主の方から「“合鴨のつくね入りカレーうどん”を丼物にしたメニューがある」とのこと。いただいてみることに。
久佑丼(小サイズ:480円)
白いごはんといただくと、まろやかな口当たりが増し、ダシの味もダイレクトに感じる。文句なしに美味い。相模原の鳳凰卵というこだわりの地卵を調理した煮卵(トッピング100円)と一緒にいただくと、濃厚な卵とカレーのコクが合わさり、さらに美味い。
久佑の店主、坪崎さんとお母さん
15年前に、営んでいる酒屋の倉庫を改造して店を始めた坪崎さん親子。酒屋は元町で130年続く老舗の「愛知屋」。久佑の店内と愛知屋はつながっており、老舗の酒屋でこそなせる珍しい銘酒の数々を久佑では楽しめるという。
銘酒の数々
カウンターに並ぶおばんざいから手前「さんまの山椒煮」(450円)をいただく
久佑の名物でもあるさんまの山椒煮は、山椒の実のツンとくるさわやかな辛さと、甘辛く煮たさんまのコクが抜群に相性の良い一品。お酒にも、ごはんにも合う名物の味。やられました。
まろやかでコクのある味わいでピリリとくる久佑のカレーうどん。
奥深い、やさしい味わいでした。
ごちそうさまでした