のどかな自然あふれる瀬谷区・宮沢ふれあい樹林のレアイベント「ちびっこ工作所」ってなに?
ココがキニナル!
瀬谷区宮沢の「宮沢ふれあい樹林」にある「ちびっこ工作所」ではどんなことが行われているのでしょうか?(あっくんしょうちゃんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
自然素材や廃材を使って、子どもも大人も無料で工作が楽しめるレアイベント。主催は、“横浜市に樹林を残そう”と活動する「宮沢の森愛護会」
ライター:コハル
楽しい体験ができそうなニオイがぷんぷん
ふと暦を見れば、あっという間に夏もあとわずか。
「自分の子どもたちに、夏休みらしい体験のひとつもさせていなっかたなぁ・・・」なんて反省しているお父さん・お母さん方も多いのでは?
そんな親御さんたちにもぜひ知ってほしい、キニナル情報が寄せられた。瀬谷区宮沢の「宮沢ふれあい樹林」で、「ちびっこ工作所」という催し物が開催されているらしい。名前からして、子どもたちが楽しい体験ができそうなニオイがぷんぷんする。
いったい「ちびっこ工作所」とはどんなイベントなのか。
「宮沢ふれあい樹林」は、横浜市の「宮沢の森」の一つ。「宮沢ふれあい樹林」と隣接する「東山ふれあい樹林」の二つの森を総称して、「宮沢の森」と呼んでいる。二つの樹林の間には和泉川が静かに流れ、のどかで美しい景色は地元の人々に愛され続けている。
知る人ぞ知る、穴場の癒し系スポット
まずはインターネットで「宮沢ふれあい樹林・ちびっこ工作所」を検索してみるが、残念ながら特に有力な情報は発見できず。そこで、宮沢ふれあい樹林を管理している横浜市瀬谷区の「南部公園緑地事務所」に問い合わせてみることに。
担当者「ちびっこ工作所は“宮沢の森愛護会”が運営しておりますので、よろしければそちらの会長さんに聞いてみてください」と、大変丁寧に会長さんの連絡先を教えていただいた。
早速会長さんに連絡をとってみたところ、ここ最近は近日開催される宮沢の森の祭りの準備で忙しいそうだが、取材の意図を伝えたところ快諾してくださった。
三ツ境駅から徒歩約15分、いざ現地へ!
取材日当日。相鉄線三ツ境(みつきょう)駅から約1kmということなので、今回はてくてく歩いていってみることに(ちなみに、ちゃんと近くまで行くバスもありますのでご安心を)。
駅からの位置関係はこんな感じ(Googleマップより)
「こんなところに本当に森があるの?」と言いたくなるような閑静な住宅街を眺めながら、駅から歩くこと約15分。穏やかな和泉川を越えたところに、「宮沢ふれあい樹林」を発見!
閑静な住宅地の中に樹林を発見
住宅街の一角とは思えない、美しい樹林が目の前に広がる。
都会の喧騒を忘れさせる静かな空間の中で、しばし仕事を忘れてリフレッシュ。森の中には涼しく心地よい風が流れ、アスファルトを離れただけでこんなに体感温度が違うものかと驚いてしまう。
鮮やかな緑とそよ風が気持ちいい
鮮やかな木々の緑を眺めながら樹林の中を進んでいくと、いらっしゃいました、宮沢の森愛護会のみなさん。本日は明日から開催される祭りの準備のために、メンバーが集っているのだという。
今回は電話でお話をした宮沢の森愛護会会長・今泉衛(まもる)さんと、副理事長・今泉滋さんにお話を聞かせていただくことに。ちなみにこのお二人、たまたま苗字が一緒なだけで、親戚でも兄弟でもないそうだ。
お昼の休憩中に取材対応いただきました
―そもそも、宮沢の森愛護会とは何なのでしょうか。
今泉衛さん:「横浜市に少しでも多くの緑を残すために、約20年前に横浜市が宮沢の森愛護会を結成し、私たちは横浜市から運営を委託されているのです。当時この樹林はもっと荒れていて、夜に一人で歩くのはちょっと怖いくらいの場所だったんですよ」
「それを私たちが少しずつ整備して、愛護会結成から約10年かかって現在のような美しい樹林が完成しました。ここは公園ではなく、あくまでも樹林です。整備と言っても、余分な草を刈ったり清掃を行ったり、自然を残したまま環境を良くすることが目的です」。
広報活動なんかも愛護会が行っている
その後、宮沢の森愛護会は施設管理部・農園部・広報部などさまざまな部署を結成し、組織化を図っていく。そして市民と樹林とが触れ合う機会を増やすため、部署ごとにイベントを企画するように。その一環として、施設管理部が企画したのが「ちびっこ工作所」だったそうだ。
看板もちゃんとあります
今泉滋さん:「子どもたちに樹林で楽しい時間を過ごしてもらいたいと思って、いろいろな取り組みをしているうちに“樹林にあるものを利用して何かを作ってみよう!”ということになったんです。特に横浜市から要請や指示があったわけではなく、自然な流れで誕生しました」