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のどかな自然あふれる瀬谷区・宮沢ふれあい樹林のレアイベント「ちびっこ工作所」ってなに?

ココがキニナル!

瀬谷区宮沢の「宮沢ふれあい樹林」にある「ちびっこ工作所」ではどんなことが行われているのでしょうか?(あっくんしょうちゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

自然素材や廃材を使って、子どもも大人も無料で工作が楽しめるレアイベント。主催は、“横浜市に樹林を残そう”と活動する「宮沢の森愛護会」

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ライター:コハル

樹林にある天然の材料を使用して、さまざまな遊具を作成



10年以上前に「ちびっこ工作所」を始めたころは、この辺りに今ほど住宅が多くなかったので、樹林の面積も現在よりずっと広かったそうだ。樹林に遊びに来る子どもたちの数も多く、ちびっこ工作所も不定期開催ではあったが、毎回なかなかのにぎわいをみせていた。
 


昔の写真も展示されていました(提供:宮沢の森愛護会)

 
今泉衛さん:「樹林にある木の枝を使って竹とんぼや竹馬を作ったり、ドングリを拾ってやじろべえを作ることもありました」

約4ヘクタールという広大な敷地を誇る宮沢の森。基本的には樹林にある自然素材や廃材を上手く活用して遊具を作っている。あくまでも宮沢の森愛護会の信念は「樹林を大切にすること」なので、工作のために木を切るようなことは決してない。枯れた木を伐採したときに、それを捨てずに保管して工作に利用するのだという。

宮沢の森愛護会の中には、大工の経験があるメンバーも。彼らに工作指導を受けることもできるし、誰にも教わらず一人で黙々と作りたいというならそれでもOK。
 


このテーブルも手作り。下の丸太は廃材を利用したそう

 
しかし、徐々に「ちびっこ工作所」に変化が。

近隣に住宅が増え始めて樹林が狭くなってしまったことなどが理由で、訪れる子どもの数が減ってしまったのだ。それと共にちびっこ工作所の開催も減少し、現在は小学校や学童保育とのコラボレーション企画が主流になっているそうだ。
 


工作以外にもいろいろな取り組みを行っている(提供:宮沢の森愛護会)

 
今泉衛さん:「南瀬谷小学校3年生が秋になるとクラス全員で樹林に遊びに来るのですが、毎回私たちに協力依頼があります。今年は何をやるか学校側と我々で相談して、森の探検や秘密基地作りなどを実施しています。また、先日は学童保育に通うお子さんとその父兄と一緒に、ここでカレーパーティーを開催しました」



子どもだけでなく、親も一緒に楽しめるらしい



最近はめっきり開催が減ったと聞いて、ちょっぴり不安が走る。もしかして、これから参加したいっと言っても無理なのでしょうか…。

今泉滋さん「いや、オファーさえしてくだされば、できるだけ対応させていただきますよ。毎週土曜日は私たちがここに集まってさまざまな活動をしていますので、“こういうものを作りたい”と前もって連絡していただければ、どなたでも工作体験ができます」
 


森にあるものはなんでも材料になる

 
ちなみに、材料は廃材、ドングリ、木の枝など森にあるものを使用するため、特に料金は発生しないということだ。使用するクギやネジも基本的には無料で、ドリルなどの工具も借りることができる。どうしても材料を購入しなければ作成できない場合のみ、別途料金が発生する可能性も。
 


工具なんかも充実しているので安心

 
今泉衛さん「最近は、親御さんがお子さん以上に喜んで取り組んでいる光景も目にしますね。20~30代の親御さんは、自然に触れる機会が少ない世代ですからね。親子で一緒にコミュニケーションをとりながら楽しむことができます」

こんな親切な取り組みがあるのなら、今後もぜひ続けていただきたいところ。
20年前に比べるとだいぶ狭くなってしまった樹林だが、現在の樹林部分は横浜市が特別緑地保全地区に指定しているため、これ以上樹林が減ることはないという。ちびっこ工作所も、この樹林がある限りは継続していく方針だそうだ。
 


これからも頑張ってください!

 


取材を終えて



「森が好き」という思いだけで、利害関係なしで愛護会メンバーに加わったという今泉さんたち。
「近くにこういう場所があるんだから、もっと足を運んで欲しいです」と微笑んだ。
そんな今泉さんたちの温かい思いが詰まった「ちびっこ工作所」。

「問い合わせや要望があり、材料や事務局のタイミングが合えば随時開催する」ということなので、問い合わせてみては?


―終わり―
 
宮沢ふれあい樹林
住所/横浜市瀬谷区宮沢1-52
ちびっこ工作所問い合わせ/宮沢の森愛護会事務局(TEL045-363-3548)
※毎月第一日曜日10:00~は自然観察を定期的に開催
 

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