あの「裏横」が「商店会」に! 「500円で24杯」飲めるという期間限定イベント「urayoko net」について教えて!
ココがキニナル!
毎年恒例のお祭り「urayoko net」はスタンプラリーではしご酒が楽しめるイベント!地産地消を念頭に力を合わせて恩返し2014年6月に商店会化
ライター:人見 静馬
はまれぽでも取り上げたことがある裏横浜。横浜駅東口から高島0平沼地区にまたがるこの地区は、美味しいお店や洒落たお店が軒を連ね、知る人ぞ知る隠れ家的スポットになっている。今回、その一帯が商店街として連携するという話が入ってきた。はたして、その理由は? どういった恩恵がある?
そして一番キニナル「裏横浜」は、これからどう変わっていく?
裏横浜へ
裏横浜の取材。筆者、裏横浜は初めてである。また、裏○○のような洒落たスポットや店に恐怖感を抱いている。そのため、やや緊張の面持ちを引きずりながら商店会化の旗振り役である入交功(いりまじり いさお)氏が経営するビストロフレッシュへ。
洒落とるなぁ・・・
店に入ると、件(くだん)の入交氏が待っていてくださった。市内に5店の飲食店を経営されており、なおかつ商店会化の旗振り役という。
眼光鋭く筆者の質問に耳を傾ける
このご時世に限らず、何か新しいことを始めようとすればかなりのエネルギーが必要となる。そんな中での裏横浜商店街化。一体、その理由は何だったのだろうか。今まで通りの「裏横浜」ではいけなかったのだろうか。
「人と人をつなげる旅へ」という思いがこめられたイベント「urayoko net」
準備に4ヶ月ほどかけ、2014(平成26)年6月に正式に商店会として発足した。「高島エリア」「平沼エリア」「戸部エリア」の3エリアから構成される「urayoko net」のうち10店舗が商店会として加盟した。そして、「裏横商店会」となったこともあり2014年も「urayoko net」を開催することとなった。
今後は、「横浜の地産地消の物が食べれる街」を念頭に店同士が力を合わせて、地域の方たちに恩返しをしていきたいという思いがあるという。――そこには商店会という括(くく)りがあった方が、生産者との信頼性や結束力の向上に繋がりやすいのだそう。
桜を植えて区切りとしたり、歩行者天国を設けたり、アーケードや街頭の設置・・・目を輝かせる入交氏の展望は止まらない。今後は、飲食店以外も商店会に入る予定だそうである。
さて。さて、である。裏横浜商店会を取材し、「urayoko net」に触れたからには、そこに参加している店を取材しなければなるまい。うむ。
是非、お店を見て行ってくださいと笑顔の入交氏
1軒目
入交氏が、参加各店舗(2014年は24店舗)で購入できるスタンプラリー用のチケット(500円)をプレゼントしてくださった。ワン・オーダーでワン・ドリンクがプレゼントされるというシステム。なるほど。
今回は「urayoko net」のなかから、編集部・山岸の指令で商店会に加盟している「高島エリア」から創作フレンチ、スペイン風居酒屋、そば屋の3軒を取材することとなった。
1軒目は、先ほどの取材の場となった1999(平成11)年オープンのビストロフレッシュ。創作フランス料理のお店である。気取ったところは全くなく、皆が集まれる店を目指したという。お客さん同士の交流もあり、バーベキューなどの企画も立てている。
バス停風のデザインが可愛らしい
カウンター越しの光景
カウンターには金魚が泳ぐ。小さな所にもこだわりが
ここでは、筆者はビールをいただくことにした。フードは、横浜の野菜がふんだんに使われた「横浜地野菜のオーブン焼き(980円)」
ビール(650円)は冷えた金属製のコップで出てくる。洒落ている
素材は全て横浜で採れたもの
焼き目がついている
地野菜のオーブン焼きは、月並な物言いになるが、とても野菜そのものの味を堪能することができた。仄(ほの)かな塩味が甘さを引き立てるとでも言うのだろうか。筆者はオクラが苦手なのだが、これに入っているオクラはスルスルっと食べることができた。美味い! ほかのメニューも食べたくなってしまったが、ここは次の店のために我慢我慢・・・。
まずはスタンプ、1つめ