昔よく氾濫していた早渕川沿いにある「用途の分からない謎の階段」の正体は?
ココがキニナル!
早渕川の高田橋より上流には、降りられない階段がたくさんあります。なぜそんな階段がたくさん作られているのでしょうか?釣りや魚捕り等で柵を乗り越えて降りても良いのでしょうか?(こいさん)
はまれぽ調査結果!
鍵がついて柵のされた階段は、河川管理用のもの。地主や管理者が鍵を持ち、必要な時に開けて利用する。柵は安全上乗り越えてはいけない
ライター:小方 サダオ
柵のされた階段は何のため?
横浜市神奈川区と東京都品川区を結ぶ綱島街道を北綱島の交差点で曲がってそのまま北上し、しばらくして左折すると、大きな川に行き当たる。一級河川の鶴見川の支流、早渕川だ。
綱島駅から徒歩30分くらい
川岸にある遊歩道では散策やランニングをする人たちの姿を多く見かけ、親しまれている川であることが分かる。
一級河川の早渕川
早渕川にかかる高田(たかた)橋
早渕川は川幅が広く護岸が整備されている
高田橋から上流へと歩くと、しばらくして投稿にあった不可解な階段に出会えた。
柵の向こう側にある階段
護岸に階段がつくられ、川へと降りられるようになっているが、川岸沿いに柵があるため、柵を乗り越えないとその階段に下りることはできないのだ。しかし柵には鍵がかけられ、鍵を持つ人が使用する時に開けられるようになっているようだ。
水面の高さを示す表示のとなりにある階段
さらに上流へ進むと、向こう岸にも同じ柵のある階段を発見した。両岸にこのような階段が作られている。
向こう岸にも柵ごしの階段がある
一定の間隔で護岸に階段が設置されている
護岸の上部は黄色いステップを使うようだ
高田橋の上流にある中里橋
中里橋の近くにある階段
先ほどの階段より幅が狭い
階段のとなりには水門がある
中州に生える草が灰色の護岸で整備された川に緑の彩りを添える
野鳥がのんびりと泳いでいる
川岸の遊歩道に設置された、川の増水時に作動する警報装置
しばらく歩くと川の増水時の警報装置を発見。先ほどは水門を見かけたこともあり、早渕川が氾濫しやすい川であることを認識させた。
緊急時には回転灯が光り、警報が鳴るという