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ライザップを超える? 「ハマザップ」で結果にコミットすることができるのか、ライザップに突撃!

ココがキニナル!

編集部・吉田がいっこうに痩せないため今話題沸騰中の「ライザップ」に学び、それを超える「ハマザップ」で結果にコミットできるのか?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

RIZAPのトレーニングを少し体験しただけで体が変わり始めたことを翌日の筋肉痛で実感した大仏。食事管理の学びもハマザップに生かしたいところ

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ライター:永田 ミナミ

ハマザップは突然に



GWのよく晴れた午後、天園ハイキングコースを鼻歌まじりに歩いていた大仏がうっかり口をすべらせた。「横浜は都市部から少し離れるだけでこんなに自然豊かな場所があって、森林浴をしながら歩こうと思えば鎌倉まで歩けるなんて、これは言ってみればハマザップだね」
 


心地よい初夏の陽気にほだされてどうでもいいこと言ってしまった 大仏


こんな気候のよさにまかせて口をついて出ただけの言葉など、そのまま心地よい風に乗ってどこかに飛んでいってくれればよかったのだが、なぜかそのフレーズは編集部に届き、いつぞやのダイエットが元の木阿弥(もくあみ)の編集長・吉田の耳に届いた。

そして編集部・山岸に「至急ハマザップを始めるように」と指令を下したのである。
 


しかしその指令は心からの懇願のようでもあった


その日のうちに山岸から大仏のもとに「吉田がすぐにハマザップをやれと言っています」という連絡が入った。大仏は穏やかに問い返した。「たしかに私はそんなことを口走ったが、ハマザップとは何だろうね。実存は本質に先立つというのを聞いたことがあるけど、まさに今がそうだなあ」



SASUKEの悪夢



吉田がハマザップなどという藁にすがったのは、おそらくプレス向けのSASUKEに参加したことによると思われる。
 


横浜マラソン完走という美酒の酔夢譚(すいむたん)がまだ続いていたのか
 

ファイナルステージを仰ぎ見る顔はあそこまで行く気にも見えたが
 

スタートして3秒。軽快と言えなくもない助走から勢いよく踏み切ると
 

視界から消えた、と思いきやすぐそこでずぶ濡れになっていた吉田
 

しかしそれもまあ致し方ない
 

待っている間に嬉しそうに蒸しパンを頬張ったりしていたのだから




本質よ、実存に追いつけ



さて、回想シーンはここまでである。完走の美酒の酔いから覚めた吉田のハマザップ話を聞いた大仏としては衆生救済を謳っている以上、困っている者に手を差し伸べないわけにはいかない。そこで両手の人差し指で側頭部にくるくると円を描き、ハマザップとは何だろうかと、熱心に考えた。

すると考えに耽(ふけ)る大仏の膝頭を叩く者があるので目を開けると、山岸が鎌倉までやってきて「吉田が “ライザップ”を超えるのが“ハマザップ”の使命だぞ、と言い出したので、ライザップに話が聞けるか問い合わせしてみたら何と特別に取材OKだそうです。吉田を連れて行ってみましょう」と言う。

何という寛大さだろう、正体不明のハマザップの頼みを快諾してくれるとは。ライバルにもならないほど正体不明だからかな。というわけで横浜駅西口から徒歩10分、ライザップ横浜西口店に向かったのであった。
 


地図でいうと★のところであるライザップ横浜西口店
 

おお、ここだよ吉田君
 

看板をくぐると、階段の上にライザップドアが静かに待ち構えていた
 

そして運命の扉は開かれた。音に聞こえたライザップの内部に迫る期待と興奮
 

扉をくぐるとイメージカラーで統一されたクールで清潔なフロント


大仏と吉田は威風堂々たるフロントにうっとりしながら「あの、はまれぽです」と声をかけた。すると奥からスタッフの方が現れた。そして「あ、お待ちしてました。今日はよろしくお願いします」と言うそのスタッフを、吉田と大仏は息を飲んで見つめた。

というのも巷を席巻しているあのテレビCMのようにたった2ヶ月でまるで別人の引き締まりまくった筋肉美を生み出せるのは、厳しさと逞しさと心強さを備えた、CM出演者をはるかに上回る鋼の肉体を持ったケンシロウ的トレーナーだと勝手に想像していたからである。
 


素敵な笑顔で迎えてくれたのはむしろユリアの遠藤さんであった
 

そして遠藤さんに案内されて実際にトレーニングがおこなわれる個室へ


まずは興味津津「結果にコミットする」をコンセプトに驚異のビフォーアフターを生み出すライザップについていろいろ話を聞いてみることにした。
 


吉田と比べ遠藤さんが輝いて見えるのは照明のせいだけではないのだ




RIZAPとは



さて、改めてライザップとは、健康コーポレーション株式会社が運営するパーソナルトレーニングジムである。1号店は2012(平成24)年2月、東京都渋谷区神宮前にオープンしたという。開業から3年で国内は北海道から沖縄まで、さらには上海、台湾、シンガポール、香港と海外店舗もふくめて50店舗以上。横浜西口店は2012年にサテライト店舗としてオープンし、2013(平成25)年に大型店舗としてリニューアルオープンした。

オープンからまだ3年ということを考えると驚くべき急成長だが、テレビ画面越しとはいえあの結果にコミットぶりを目の当たりにすれば当然の結果とも言えるだろう。
 


吉田君も知っているでしょ、こんな感じの、と大仏が描いて見せた粗雑な絵
 

正しくはこちら。迫力こそだいぶ違えど、大仏の絵も意外と的を射ていた(提供:RIZAP)


まず最初にRIZAP(ライザップ)という名前について聞いてみると「RIZE」「LIFE」「STYLE UP」という3つの言葉を合わせてつくった造語とのこと。
 


RIZAPの下には「MAKE YOUR BODY&LIFE」とある


そしてライザップの始まりについては、健康コーポレーション代表取締役社長である瀬戸氏が社員を前にした「3ヶ月で10kg痩せる」という宣言がきっかけだったという。

最初の1ヶ月、瀬戸社長は1人で運動や食事制限を試みたものの、結局、特に減量らしいことをしないまま過ごしてしまい、体重は思うように減らなかった。しかし、その後奮起し筋力トレーニングと徹底的な食事管理をおこなったところ、何と2ヶ月で10kgの減量に成功したのだった。

また、その原点となるものとして、ぽっちゃり体型だった瀬戸氏の学生時代の彼女のダイエットを「毎日の励まし」と「数値のヒアリング」により成功させた経験があるという。そのときの経験が今のライザップのプログラムの基礎になっているのである。
 


2ヶ月で10kgという話にたじろぐ吉田とそれはすごいと感心する大仏


この自らの体験から、自分と同じように自分の力で減量しようとして失敗に終わってしまいがちな人たちのために「自分が成功したのと同じ環境をつくればいいのではないか」と考えてオープンしたのがライザップなのである。

おお、だから2ヶ月で結果にコミットするのか。社長の実体験に基づいたライザップ誕生秘話を聞き、なるほど説得力があるどころかこの空間は説得力そのものだなと感じる大仏であった。



本質が実存に迫りはじめる



さて、それではライザップではどのようなことがおこなわれているのかというと、簡単に言えば週2回各50分の筋力トレーニングと、糖質をおさえた食事管理の2つ。これをトレーナーがマンツーマンで指導してくれる。
 


吉田のラーメンを食べる量と頻度に、怪談を聞いたようにあわわとなる遠藤さん


筋力トレーニングの目的は背筋、大臀筋(だいでんきん)、大腿筋(だいたいきん)といった全身で最も大きい筋肉を増やして代謝を上げ、脂肪を燃焼させること。そして低糖質食の目的は体内で最初にエネルギーとして消費される糖質の摂取を少なくすることで、体内に蓄積された脂肪の消費を促すことである。
 


こちらは通路をはさんだ向かいの部屋。全室にこの本格的な設備が整っている


そして食事管理は、初回に仕事や食生活をふくめた現在の状況を話し合い、自分に合った方針を決めていく。そしてその日から毎日3食を写真とともにメールでトレーナーに報告し、それを見てトレーナーがアドバイスをしていくので、言ってみればジムの中でも外でも徹底したマンツーマンである。
 


「これで何kgですか?」とはしゃぐ吉田を眺めながら大仏は考えた


「低糖質」はいわば科学的根拠に基づいた断食のようなもの、そして同じく最短距離で最大限の効果を生み出す肉体の鍛錬。なるほどそうか。
 


これはつまり最新型の苦行のようなものなんだな。ちなみのその錘(おもり)は5kgらしいよ吉田君


大仏は苦行を乗り越えた先に待つあの快感と達成感とを懐かしく思い出した。そして非科学的に自分を追い込み過ぎたときにスジャータが与えてくれたミルク粥のことを思い出した。米は糖質が多いのであのときは助かったけど、ライザップなら的確かつ適切に追い込んでくれるにちがいない。
 


本格的なトレーニング機器を前に興奮気味の吉田に大仏はやおら近づいた
 

そろそろ着替えようか吉田君
 

というわけで持参したシューズを持ってロッカールーム前でウェアを借り
 

男性用ロッカールームへ。内部は溢れる清潔感と落ち着いた雰囲気
 

奥には流した汗と燃やしたエネルギーを洗い流す純白のシャワールーム
 

そして再び入ってきたときの姿に戻るための充実したアメニティグッズ