「コクリコ坂から」の舞台にもなった横浜。
劇中におおきな坂が何度も登場するように横浜には坂が多い。

しかし、それと同じくらい横浜のいたるところで階段を目にする。丘の上の住宅街に通じる階段、山の上の施設に通じる階段など、坂が多い街なら当然の話だ。

では、一番段数の多い階段はどこにあるのだろうか。
そんな階段の頂上から見る景色は素晴らしいに違いない。

今回、調査するにあたり協力をいただいたのは、毎度おなじみFMヨコハマ平日午後の番組「E-ne! ～good for you～」。番組との連動企画によって、横浜で一番段数の多い階段を追求する。
　

暑い中、頑張って中継してくれたDJホズミン

まず、調査の前に階段の定義を整理。と言うのも、途中に踊り場がある場合、どこまでを一連の階段とするのかが曖昧だからだ。

今回、「踊り場は大人の足で10歩までが許容範囲」というルールを設け、あまりにも広く長い踊り場があれば別の階段であると認識する。
　

こういった踊り場は10歩で到達できればセーフ

また、高層マンションの非常階段などを数えればキリがないので、「基本的に24時間、誰でも通行可能な階段」ということもルールに付け加える。

南区六ツ川からスタート

調査に先駆け、Twitterで「段数が多い階段」を募集したところ、地元で有名な階段が幾つか寄せられた。
その中から最初に向かったのは、南区六ツ川2丁目にある住宅街の階段。
　

地元では九十段階段と呼ばれている

九十段階段と呼ばれるその階段は住宅街の中にある。
階段の両脇にはアパートや民家が立ち並び、地域の生活のための通路になっている。
　

ホズミンも一緒に段数を数えてくれた

数えてみれば、その名の通りちょうど90段。
確かに暑い日に、ここを上るのはなかなか骨が折れるが、90段では大階段とは言えないだろう。

その後、放送の合間に訪れたのは中区山手町にある「元町百段公園」に通じる階段。
　

横幅が狭い階段だ

頂上まで上りきると、その段数は94段。六ツ川の階段よりはやや上回るがなかなか100段を超えてこない。
もっと長い階段はどこにあるのだろうか。
　

階段の頂上にある元町百段公園