横浜商業高校で現金220万円が盗難? その真相は?
ココがキニナル!
横浜商業高校にあった現金220万円が盗まれたという話の詳細がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜商業高校事務室の金庫などにあった公金やPTAからの預り金計約220万円がなくなった。学校は窃盗事件として被害届を提出し、警察が捜査中
ライター:はまれぽ編集部
220万円紛失!
「Y校」の愛称で親しまれ、高校野球の強豪としても知られる横浜市南区の横浜商業高校(冨地正博<とみち・まさひろ>校長、生徒数830人)。1882(明治15)年に創立された神奈川県内の公立高校として最も古い歴史を持つ伝統校で、校内の金庫などに保管してあった現金計約220万円が紛失していることが分かった。
近隣の交差点の表記も「Y校前」となっている
市立高校を所管する横浜市教育委員会事務局高校教育課の西村英純(にしむら・えいじゅん)課長によると、現金の紛失が判明したのが2015(平成27)年9月30日。
同日午前7時50分から同8時ごろの間、事務室内の金庫から現金がなくなっていることが判明。その後、校内を確認したところ、ほかの場所からも現金がなくなっていることが分かり、同日午前10時30分に神奈川県警南警察署に通報した。
神奈川県警に通報済み
西村課長によると、なくなった現金は市教委からの公金とPTAからの預り金。
公金の管理を行う市教委学校支援・地域連携課の高橋三樹夫(たかはし・みきお)課長によると、公金は市教委が学校の請求に応じて支払う前渡し金で、生徒が急病やけがで病院に行く際のタクシー代などに使われるという。
前渡し金は3ヶ月に1度精算を行い、紛失が発覚した9月30日は精算の日だった。
精算がなければ発覚はもっと遅れていた?
高橋課長によると、窓ガラスが割られたり、校内が荒らされた跡は見られない。また、「発覚後から連絡が取れなかったり、欠勤が目立つ教職員はいないと聞いている」という。
学校施設に破損はないとのこと
この件を受けて、市教委は横浜市内の全市立小中高・特別支援学校に対し「学校での現金保管について、原則として金庫でなく金融機関に預ける。やむを得ず校内で現金を保管する場合は、必要最低限の額として十分な管理と注意をするよう徹底する」と今後の管理体制の見直しを促した。
冨地校長は公金とPTAからの預り金の内訳、校内のどこに、どうやって現金を保管していたかなどについて「警察の捜査段階なので、詳細は言えない」としている。
取材を終えて
捜査中のため詳しいことは分からないが、関係者の話を通じての印象だと多額の現金を、しかも公金、ひいては市民の血税を管理する体制として、学校の認識は甘かったのではないかという疑問を感じる。
警察の捜査が始まったのであれば、まずは早急な解決を望みたい。
―終わり―
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匿名 希望さん
2015年10月06日 20時15分
先生…先生…それは先生〜♫
八景のカズさん
2015年10月06日 13時55分
学校内に貴金属や現金を保管していると盗まれる話は昔からよくある。大抵は金庫は生徒たちにも分かりやすい場所、鍵は担当教員の引き出しに仕舞っていて、生徒にも存在が分かっていることが多い。恐らく誰が犯人が分かっていると思うが、学校側で内密に該当者と示談して告発の取り消しに至り、後に事件が無かったことにするんじゃないかな。内部の関係者か生徒が関わっていた事になると学校責任者の処分が免れないから。