かつて山下町のシンボルだった、昭和の香りがする「シルクセンター」の謎の構造とは?
ココがキニナル!
シルクセンターがキニナル。エレベーターに5階なかったり6階に庭園があったり構造が面白い/地下のアメリカなお店とパブレストラン絹など昭和風な老舗店もキニナル(タンクさん、ro-me-3さん、なお♂さん)
はまれぽ調査結果!
シルクセンターは横浜開港100年を記念し1959年に建てられた。ユニークな構造は、今はなきシルクホテルの改装の名残。
ライター:山崎 島
「シルクセンター」って稀に見るイカス建物だと思います。あの建物の魅力を、もう2~3書き連ねたいんですけど、ぐずぐずしてると文字数がオーバーしちゃうので、本文に入りたいと思います。
まずはお店に行って勢いをつける
木々に大分遮られているが「シルクセンター」正面
山下公園側から見た「シルクセンター」
今回はこちらの建物そのものから店舗、建物の歴史まで一挙ご紹介。
我らは何も考えず山下公園側の入り口から建物に入った
そしてそのまま地下1階へ向かう
階段を下りてまず目を奪われたのは
何もない空間。何もないんだけど、L字型にパーテーションで区切られており、ドアまでついている。誰が使うんだあのドア! なんか意味深。
そしてこちらが投稿にあった・・・
キニナル「パブレストラン 絹」
店の前にはランチメニューが
優雅で物憂げな店構えだが、ランチメニューのラインアップはほっこり庶民的で素敵。お店に入る前から大好きになったぞ。
では知られざる「絹」へ。先に行って! 編集部・山岸
お、奥に光が見えるぞ!! 廊下を抜けて
店内
明るい店内はゆったりテーブル席と、カウンター席が4つほどあり、広々としている。夜になると、しっとりにぎやかな雰囲気になるんだろうなあ。
こちらは美人ママの小島たか子さん
突然伺ったにもかかわらず、あたたかくご丁寧に取材をお受けしてくださいました。お綺麗でため息出ちゃったなあ。
港に咲く百合のような小島ママが、同店に来たのは2015(平成27)年2月。まだ1年たってないんですね。
「ここは以前知り合いのお店でして、昨年私が引き継ぎました。5~6年はやっていたようです。私は関内に“スナック小島”というお店をやっておりまして、ここも同じ名前にしようかと思ったのですが、この建物自体が“シルクセンター”という名前ですし、変えない方が良いかなと」とのこと。
ランチタイムの客層は常連さんだけではなく、パスポートを取りに来る人もたまにいるそう。
また、同店は近日リニューアルオープンするそうで、カフェとしても利用できるようになる。
手書きのちらしが良い
そんな知る人ぞ知る「パブレストラン 絹」のランチメニューをご紹介。
甘めのカレーが懐かしい味わいの「カツカレー(780円)」と
意外と大満足なボリュームの「鳥からあんかけ(700円)」
玉ネギとピーマンがたっぷりの甘酸っぱいあんかけが、しっかりした味のついた唐揚げにからむ。大きな唐揚げが4つほど入っており大変食べ応えがあった。
ほっこりうまい
それから付け合わせのこんにゃくの煮物が嬉しかった。お味噌汁も出汁からきちんと作られていて、家庭の味が恋しい時はもってこい。食後にはホットかアイスコーヒー、ウーロン茶が一杯ついてくる。
「和・洋・中と、いろいろな味が楽しめるようにしています」と小島ママ。ここは美味しいご飯をふらっと1人で食べに来たいです。ありがとうございました。