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川崎市の男子中学生殺人事件から約1年。主犯格の少年の初公判が行われた横浜地方裁判所の様子は?

ココがキニナル!

川崎市の多摩川河川敷で中学1年男子が殺害された事件、主犯格の少年の初公判の様子はどんな感じ?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

47席の傍聴席を求めて500人近くが行列。今後は2月3日、4日午前10時から審理が行われ、情状や量刑が争点

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ライター:はまれぽ編集部

早朝から行列



2015(平成27)年2月20日にJR川崎駅から北東約1kmの川崎市川崎区港町の多摩川河川敷で、同区の市立大師中学校1年、上村遼太(うえむら・りょうた)さん(当時13歳)が遺体で見つかった事件。
 


13歳という短い生涯を凶行で奪われた上村さん
 

上村さんが遺体で発見された現場(2015年2月21日午後7時ごろ)
 

上村さんの遺体が発見されてから約1年が経った2016(平成28)年2月2日、上村さんを殺害したリーダー格の少年(19歳)の初公判が午前10時から横浜地方裁判所で始まった。

当日は早朝から47席分ある傍聴券を求める人たちで行列ができていた。
 


午前8時で30人以上の人が
 

午前8時20分から始まった傍聴券の配布は午前9時で締め切り。横浜地裁で正確な人数は把握できていないが、取材中に確認した整理券番号は500番台まで数字が伸びていた。
 


午前8時過ぎで整理番号は48番
 


 

傍聴希望者と報道関係者でごったがえす横浜地裁前(2日午前9時ごろ)
 

その後、午前9時20分ごろに抽選結果が張り出されると、自分の番号と照らし合わせようとする人が一斉に詰めかけて、混雑となった。
 


整理券と抽選結果を確認する人であふれた
 

リーダー格の少年は、ほかの2人の少年とともにカッターナイフを使って上村さんの首を何度も刺したとして逮捕され、殺人と傷害の罪に問われている。

少年犯罪ではあるが、事件の重大性などを考慮して成人と同じ手続きで裁判員裁判が行われている。
 


成人の裁判と同じ審理を行う
 

少年は事前に裁判の争点を絞る「公判前整理手続(こうはんぜんせいりてつづき)」で事件の内容を認めているとみられ、2月3日・4日も午前10時から横浜地裁で行われる公判では情状と量刑が最大の争点になる。