横浜で世界の料理を堪能するという、この企画。

その名の通り、横浜にある各国の専門料理店を紹介するものだが、はまれぽでは特に珍しい国の料理のみを取り扱う。つまり、中国や韓国、インド、イタリア、フランス料理など、既に数々のお店が点在している国は除いて、世界制覇を目指すのだ。

前回は、アジア圏としてネパール料理、モンゴル料理、パキスタン料理のお店を紹介した。
（前回調査： 横浜で世界の料理を堪能したい！Vol.1 ）

今回はその第二弾として、北ヨーロッパ周辺の料理を紹介する。

フィンランドの雰囲気満載のお店へ

まず紹介するのは、フィンランド料理が味わえるお店「poro珈琲」。天王町駅から松原商店街方向に歩いて約5分。北欧の雰囲気あふれる、小さなカフェが見えてくる。
　

青いドアが目印の「poro珈琲」

店内に足を踏み入れると、北欧風の家具が迎えてくれた。
　

ナチュラルカラーに青が映える装飾

店内のモニターにはフィンランドの風景映像が流れており、書棚にはフィンランド関係の本がたくさん並んでいる。
　

マスターの笠原勝徳さん

マスターは日本人。フィンランドへは会社の出向で3年間住んでいたことがあるという。会社では技術者として勤務していたが、元々料理が好きだったことと、日本でもフィンランドの雰囲気を出せる店を出したいという思いで、帰国から2年後に脱サラしたそうだ。
　

ランチセット（800円）

注文したのは、ランチセットの「ライ麦パンとスモークサーモンのプレート」。ライ麦パンにはひまわりの種が入っていて珍しく、これはドイツで頻繁に食べられるパンだそうだ。

スモークサーモンはフィンランドから仕入れており、マスターこだわりの逸品。
　

量は少ないが、スモークサーモンの味は濃厚だ

さすが、フィンランドから仕入れるこだわりがあってか、スモークサーモンは味が引き締まっていて美味しい。パンにはさんでも、乗せて食べても美味しいですよとマスターは教えてくれた。

天王町の静かな雰囲気に、フィンランド風のカフェはすごくよく似合う。さらにスモークサーモンを食べれば、フィンランドに住んでいる気持ちになってくるので不思議だ。落ち着いた中にワクワクの溢れるporo珈琲では、時間がゆっくりと流れていた。