常設の虹は世界初? 野毛本通の、地面に虹を描く街灯ってなに?
ココがキニナル!
野毛の街灯が地面に虹の光の輪が出来る物に。物凄く綺麗で、オシャレで、楽しい気分になる素晴らしい街灯で感動。野毛のイメージとのギャップが凄い。都橋から野毛3丁目を通る通りです(タロー先生さん、スさん)
はまれぽ調査結果!
夜道が寂しかった野毛をきれいな街にしたいという思いから、2014年末ごろから夜の野毛本通りに虹が浮かび上がるようになった
ライター:紀あさ
夜の虹の仕掛け人に会いに行く
野毛に虹? さっそく投稿にあった「都橋から野毛3丁目を通る通り」こと、「野毛本通り」へ行ってみる。
ここが「野毛本通り」(野毛本通り商店街ホームページより)
夜の野毛本通りを歩く。ふと見下ろせば、足元に虹が現れる。
とてもきれいで楽しい気分になるが、いったいこの虹、誰が作ったのだろう?
野毛本通り周辺の飲食店などが加盟する「野毛本通り会」に電話をすると、会のメンバーの中で「虹」担当者が誰かを教えていただくことができた。取材の待ち合わせに指定されたのは、野毛本通りの「ミラクル商會」
「ミラクル商會」の前にも虹が・・・
この店構え、虹以外にもいろいろとキニナルが・・・いざ店内へ。
お話をきかせてくださるのは、酒場「ミラクル商會」の岡本ジョウジさん
「店の前の馬の秘密は言えないけど・・・ウマコと・・・」
「・・・ウマオっていいます」
そんなすてきなお店の、岡本さんこと通称ジョウジさん(以下ジョウジさん)。「虹を作り出したのは、2年前の冬だったと思います。クリスマスに間に合わせたかったけれど、間に合わなかった記憶があります」
野毛本通りを歩くとまず虹が目に入るが、実は1本置きに地面に虹を描く街灯と、キラキラした電飾で飾られた街灯とが交互に立っているそうだ。
キラキラの街灯
かつては、夜の街なのに野毛本通りの夜道が寂しかった。
近隣の吉田町がイルミネーションをしており、野毛本通りもきれいな街にしたいという思いを持った「あぐら亭」というスッポン料理屋さんのマスター・八木橋国蔵(やぎはし・くにぞう)さんが「キラキラさせたい」と言い出したので、それならば、僕が「虹を出したい」と・・・。
八木橋さんのひとことから、話し合いが始まった
最初は予算の問題などもあり、難色を示す人もいたが、野毛本通り会で話し合ううちに商店街全体でやることに。ジョウジさんいわく「八木橋さんがスッポンパワーで説得したんですよ」・・・と、嘘かまことか?
スッポン、恐るべし・・・(フリー素材より)
最初は街路樹への設置を検討したが、街路樹は行政管轄だったため難しかった。街灯なら商店街の物であり、実現が可能に。設置費用は助成金などではなく、野毛本通り会自身で担った。
装飾のうち、キラキラした電飾は探せばすぐ見つかったが、虹は思い描いてみたもののなかなか実現方法が分からない。
そこでジョウジさんが、自身のバンド仲間の音響さんに相談してみたところ、面白い先生がいるよと、ある人を紹介された。