常設の虹は世界初? 野毛本通の、地面に虹を描く街灯ってなに?
ココがキニナル!
野毛の街灯が地面に虹の光の輪が出来る物に。物凄く綺麗で、オシャレで、楽しい気分になる素晴らしい街灯で感動。野毛のイメージとのギャップが凄い。都橋から野毛3丁目を通る通りです(タロー先生さん、スさん)
はまれぽ調査結果!
夜道が寂しかった野毛をきれいな街にしたいという思いから、2014年末ごろから夜の野毛本通りに虹が浮かび上がるようになった
ライター:紀あさ
浜松の虹発生装置との出会い
友人の音響さんが紹介してくれたのは、静岡県浜松市にある光学機械器具製造販売業「パイフォトニクス株式会社」の代表取締役・池田貴裕(いけだ・たかひろ)さん。
一般に、光は光源から離れると輪郭がぼんやりしてしまう性質があるが、池田さんが開発したアーチ状の虹色光を発生するLED(発光ダイオード)照明装置を使ってみたところ、とてもクリアできれいな虹を路上に描くことができた。
このLED照明装置は「ホロライト・レインボウ」といい、2014(平成26)年11月に製品化された。これまでイベントなどの単発利用はあったが、常設されたのは野毛が日本初、いや世界初! なのだそう。
野毛の夜道に虹を作り出したホロライト・レインボウ
ぜひ開発者のお話もお伺いしたく、浜松の池田さんにお電話してみた。「はまれぽですが」と名乗ると、「浜松の浜じゃなくて?」との反応。そういえば「浜×浜コラボ」だ。
「野毛で見て虹のことを知った、という人が多くて非常にうれしい。その後、横浜のほかのイベントからお声を掛けて頂いたこともあります」と池田さんは言う。
また、過去には横浜市内では、2012(平成24)、2013(平成25)年に行われた「スマートイルミネーション横浜」の照明協力などもしたことがあるのだそうだ。
ホロライトで彩られた横浜赤レンガ倉庫(同社ホームページより)
野毛の夜を彩り続ける
こうして、野毛本通りに現れることになった「常夜の虹」
虹の発生と消滅は、およそ日の入りの30分前から日の出の30分後まで、夜の間ずっと。夏と冬で時間の設定をジョウジさんが切り替える。キニナル電気代は「LEDなので1年分で、1ヶ月分のうちの店の電気代程度」という優れもの。
屋外の設置だが、これまで約2年間設置していて、雨・風・台風・地震などで故障したことは一度もないという強靭さ。「もし倒されることがあるとしたら、唯一の敵は酔っ払いですね」と笑うジョウジさん。
雨の日には虹の傘を楽しむのもいい
「物凄く綺麗で、オシャレで、楽しい気分になる素晴らしい街灯で感動しました!」という、はまれぽへの投稿文を伝えたところ「思い描いた通りになってとてもうれしい」とのこと。
野毛を歩いていた人たちの感想を聞いてみた。
東京から来たパーオさんと鶴ヶ峰から来たパー子さん(仮名)
「すごいきれい」というパー子さんのシャツにも虹が映る。パーオさんは「上を見るだけじゃなくて歩道にも光があると目線が楽しくていい」と野毛本通りを訪れる人たちからの反応も良好だった。
すてきな虹だが、虹にまつわる物語などないのだろうか。「たとえば虹の上をふたりで歩いたら・・・?」の問いには、即答で「もちろん幸せになりますよ!」
「全部の虹を踏んだら、リゾート気分!!」
取材を終えて
野毛本通りにたくさん現れる夜の虹。街を明るくしたいという商店街の思いがきれいに形になっている。
今回の取材は虹についてだったので、ミラクル商會にはそこまで踏み込まなかったが、キニナル満載のお店だったので最後にすこしだけご紹介を。
たとえば・・・50種類以上あるホッピーのラインアップ。
ホッピーの社長が来店の折、感激したというエピソードもあるそう
昔は骨董品屋さんだったそうで、店内には古い品も随所に
キニナッたらお店も探してみてください
ジョウジさん、どうもありがとうございました。
―終わり―
野毛本通り商店街
HP:http://nogehondoorikai.com/
酒場 ミラクル商會
所在地/横浜市中区野毛町1-13 吉川ビル1F
電話/045-262-2635
bubukaさん
2016年06月25日 10時31分
この虹、野毛に行くたびに気になっていました。取材ありがとうございます。
soraさん
2016年06月25日 06時53分
値段がキニナッた・・・。どのくらい割高になるのだろう?
柴犬さんさん
2016年06月25日 05時20分
傘に虹を映すのも綺麗でいいね!憂鬱な雨の日が楽しくなるね!