【参院選2016】開票から一夜、市民は参院選当選者に何を望む?
ココがキニナル!
7月10日に投開票が行われた参院選。神奈川県選挙区で当選した4人の議員に市民が望むこととは?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
公約に掲げた経済政策の推進や市民に目を向けた政策の実施を望む声が多数。選挙に行かなかった人は「投票したいと思える政策がなかった」との声も
ライター:はまれぽ編集部
県内も与党圧勝
第24回参議院議員選挙は2016(平成28)年7月10日(日)に投開票が行われた。定員4に対して12人が立候補した神奈川県選挙区では、自民・公明で2議席が当選。自民党の追加公認を受けた無所属候補を含めると、4議席中3議席を与党が占める結果となった。
神奈川県内の当日有権者数は757万7073人。投票者数は420万2475人で投票率は前回2013(平成25)年の参院選より0.99ポイント高い55.46%だった。
投票率は増加
今回の参院選から選挙権が引き下げられ、18歳以上が投票できるようになった。
横浜市選挙管理委員会によると、市内で新たに選挙権を得た18歳・19歳は約7万人。最終的な投票率については現在集計しており、近日中に取りまとめられる見込みという。
横浜市出身・体操日本代表の白井健三(しらい・けんぞう)選手も対象
期日前投票の投票所でスタッフをしていたという60代女性によると「雨の日でも関係なく若い人がやってきて、関心が高いように感じた。見た目がちょっとヤンチャそうな子たちも投票に来てくれていたし、選挙や政治に興味を持ってくれたのは、いいことだと思う」と話してくれた。
記念すべき「18歳選挙権」、最初の投票率はいかに
選挙に関心が高い有権者もいた。全員20歳という女性3人組は新聞やインターネットで各党の政策を比較して投票に臨んだ。3人とも自分なりの考えを持ち、それぞれ野党に投票したという。
3人のうち2人は「今の政権は高齢者優先の政策だと感じる。私たちのような世代の声が届かず、反映されないから政治に興味も関心もなくなっていくのでは」と話してくれた。
みなさん、しっかりした意見の持ち主でした
一方、期日前も含めて投票に行かなかったという女性(39歳)。行かなかったのは「投票したいと思える政党がなかったから」
子育て世代というこの女性も、前述の3人組の女性たちと同様「政治が子育て世代の自分たちに向いていない」と指摘。さらに「政治の言葉が難しすぎる。自分たち親の世代が政治に関心を持てないから、子どもにも伝えられず、興味を持たせてあげられない」という悪循環が生まれていると指摘した。