ココがキニナル!
霧が丘小と霧が丘中学が中高一貫校から横浜市立義務教育学校に変わります。何が違う?同じ市立なのに他校とどんな差が生まれるの。不公平ではないの?(ちゃたろうさん)
はまれぽ調査結果!
義務教育を行う点では、ほかの市立学校と同じだが別々の学校が法律上も一つの学校になることで継ぎ目のない9年間の義務教育が可能になる
2016年08月03日
ライター:はまれぽ編集部
神奈川県唯一
以前はまれぽでも「小中一貫校」として、その取り組みを紹介した横浜市緑区の霧が丘小学校・中学校。投稿には「中高一貫」とあるが、2016(平成28)年4月から小学校と中学校の9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」として生まれ変わった。
そもそも聞きなれない「義務教育学校」とは、どういうものなのか。山下隆幸(やました・たかゆき)市教育委員会事務局指導部指導主事室小中一貫校推進・情報教育担当課長に聞いた。
教えて、山下担当課長!
山下担当課長によると、「義務教育学校」とは2015(平成27)年の学校教育法改正によって新たに生まれた校種。全国13都道府県で22校が誕生し、神奈川県内では同校が唯一。
同法では「一人の校長のもと」「一つの組織として」「9年間一貫した教育を行う」学校としている。
義務教育を行う点ではほかの市立学校と同等だが、既存の小中一貫校や小学校6年間・中学校3年間の「6-3」制にこだわることなく「4-3-2」や「5-4」といった柔軟で弾力的な学年の区切りをすることが可能となる。
義務教育という点では同じ(フリー素材より)
これだけ聞くと、今までの小中一貫校と何が変わったのかピンとこない。しかし、山下担当課長によると、これまでは小・中学校それぞれに校長が存在していたが、「義務教育学校」では、校長が一人になり、学校経営においても裁量が大きくなったという。
例えば、学年の状況によっては6年生の担任を7年生(中学1年生)に持ち上がりすることが可能になった。
「小学校の担任が中学校でも一緒」なんてことも
また、カリキュラムの変更が迅速にできることも大きな違いだ。
これまでの小中一貫校では中学校の授業を小学校で前倒しして実施する場合、文部科学省の審査が必要で、半年近い時間を要していたものが、「義務教育学校」では学校と市教委の協議で変更が可能になった。
今回は同じ敷地内に小中学校があるというハード面の理由などから、霧が丘のみの実施となったが、市教委ではもう一つの小中一貫校である「西金沢小中学校」についても「義務教育学校への意向を前向きに検討していきたい」とのことだった。
いずれは「義務教育学校」に?
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