関内にある「日本ぬいぐるみ協会」ってなに?
ココがキニナル!
関内に日本ぬいぐるみ協会という不思議な看板を発見。ぬいぐるみを里子に出したり、自分の代わりに旅をしたり。誰がどうやって旅に連れて行き、どんな人が利用している?(さほたんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
日本各地に15名程いるホストファミリーが旅に連れて行く。利用者の8割は女性で事情により外出できない人から一般の方まで広く利用している。
ライター:はまれぽ編集部
今日は、関内にあるNPO法人「日本ぬいぐるみ協会」を調査するべく、はまれぽ編集部新人の“はまぽん”同行で取材へやってきた。
「やっほー! はまぽんだよ!」
みなとみらい線馬車道駅7番出口から関内桜通りへ、5分ほど歩くと目的地に到着。
「キニナル投稿にあった看板を発見!」
謎のベールに包まれたぬいぐるみ協会を、はまぽんが丸裸にしちゃうぞ。
「トントン! お邪魔します」
「あなたの代わりに旅をします」
緊張したはまぽんを温かく迎えてくれたのは、NPO法人「日本ぬいぐるみ協会」の理事長、小塚晴美(こづか・はるみ)さん。
一番の古株、ビルくん(左)&チョコちゃんと一緒に
早速、日本ぬいぐるみ協会について小塚さんに聞くと、「日本ぬいぐるみ協会では、“ぬいぐるみの旅の支援”を行っています。さまざまな事情により外出できない方が、自分の代わりにぬいぐるみを旅させるんです。私たちは、そのぬいぐるみの『旅』をお手伝いしています」と話してくれた。
「僕らぬいぐるみがご主人の代わりに旅をするんだね」
ここでキニナルのは、どんな人が利用するかだ。小塚さんによると、「持病やハンディキャップによってお出かけできない方や、ぬいぐるみに旅をしてほしい一般の方々がご利用されています。こちらから理由はお聞きしないので、どんな事情があるかは分からないことが多いですね」とのこと。
百聞は一見に如かず、ということで、小塚さんがぬいぐるみの旅写真を見せてくれた。
日本ぬいぐるみツーリスト
これは、鎌倉から江の島までを旅する「江ノ電各駅停車の旅」というツアーの写真。ツーリストは猫のミトくんだ。
江ノ電に乗って、
途中下車した先で干物を発見
江の島をバックにポーズ!
ミトくん、とっても楽しそう! 一枚一枚表情が違って見えるのは気のせいだろうか。
ほかにも、横浜市電保存館で行う「電車の運転手さんになろう!ツアー」という魅力的なツアーもある。
出発進行~
次はどこに止まるのかな?
活動は国内だけではない。
日本を飛び出して、カンボジアにアンコールワットを見に行ったり、ドイツでお城めぐりをしたりと、一生に一度しかない経験をすることもできるという。
小塚さんは、「中国で迷子になりかけたり、中東で海賊の船に出くわしたり、北海道で牛に囲まれたり、貴重な体験をしたぬいぐるみさんも珍しくないんですよ(笑)」と旅の珍エピソードを話してくれた。
イタリアの世界遺産コロッセオ
見ているだけでワクワクしてくる。
でも、どうしてこんなにいろんな所へ行けるのか? その秘密を小塚さんに伺った。