「いつか、僕が移籍するチームとベイスターズが優勝争いできればいいな、と思ってます」。

本日12月8日午前、ベイスターズの4番であり、今季はキャプテンとしてチームを牽引してきた村田修一選手が2度目のFA交渉に臨み、終了後の会見でそう語った。
　

会見に臨む村田選手。残念ながら移籍を表明した

「いろいろ考えた結果、気持ちが固まったので報告に来ました」と会見冒頭で述べた村田選手。

その決断とは「FA権を行使して移籍する」という、ベイスターズファンにとっては残念な内容だった。

横浜の顔、村田選手の決断

予定より10分ほど遅れて球団事務所を訪れた村田選手。

多数のカメラに囲まれながら、事務所奥へ入り交渉を行った。
　

球団事務所前で村田選手の到着を待つ報道陣

球団側からは、池田球団社長と加地会長が出席したが、主砲の決意を変えることはできなかった。
　

10分ほど遅れて会場に到着した村田選手
　

一斉にフラッシュがたかれる中、交渉へ向かう

交渉は15分ほどで終了し、村田選手は会見場へ。
　

会見場へ入る村田選手。表情からは決意が読み取れる

村田選手に笑顔はなく、その目はうるんでいるようにも見えた。
　

終始、神妙な面持ち。心なしか目はうるんでいるように見える

冒頭で移籍する意思を表明し、来季所属する球団について「獲得の意思を示してくれた巨人軍に移籍しようと思っています」と明かした。最終的に心が決まったのは、昨日一昨日あたりとのこと。

村田選手は、移籍の理由を「優勝がしたい、来年から優勝争いがしたいという夢を捨てきれなかった。
自分の気持ちにはうそがつけなかった」と述べた。

巨人へは「この会見が終わってから連絡しようと思っています」とのことで、近く正式に読売ジャイアンツ・村田が誕生することになる。