シンヨコに8/27OP! 地下から10階まで全部飲食店の「GEMS新横浜」の実力は?
ココがキニナル!
野村不動産が手掛ける飲食特化型商業施設「GEMS」が神奈川県内進出第一弾として新横浜に開業されるというニュースが!これは大変気になります。是非調査をお願い致します!(アソビンさん)
はまれぽ調査結果!
2018年8月27日にオープンする「GEMS新横浜」は、地下から地上10階まですべて飲食店の「酒場タワー」!? 今回は店舗をピックアップしてご紹介
ライター:はまれぽ編集部
上から下までお酒とグルメ!
観光客が訪れる新幹線駅であり、多くの人が働くオフィス街でもある新横浜駅。その新横浜に、地下1階から10階まで、計10店舗の飲食店だけが入居した新たなビルがオープンするという。
食いしん坊ばかりのはまれぽ編集部、当然新横浜に取材に向かうこともしょっちゅうある。これはぜひぜひ下見する必要がありそうだ!
などと自分と周囲を納得させながら、2018年8月27日にオープンするグルメタワー「GEMS新横浜」のメディア向けプレオープンに参加した。
なんだか細長いな!
GEMS新横浜は駅北口から徒歩5分ほど、ビルとビルの間に建てられた地下1階地上10階建ての新ビルだ。地下から最上階まで、すべてが味にこだわった飲食店で構成されているのが最大の特徴となっている。
まさにグルメタワー
まるでRPGで各階にボスが待ち受ける塔のようである。これは攻略するしかないだろう。
とはいえ時間の制限もあるので、今回は10店舗のうち何店舗かをピックアップしていく。
1階 シンヨコ商店
「シンヨコ」の名をひっさげた新酒場だ
まずはビル1階の居酒屋、「シンヨコ商店」に入店。こちらは串焼きがメインのお店で、毎朝産地から直送される信玄鶏を焼き上げる新鮮なお肉が自慢だ。
おすすめのドリンクは「シンヨコハイボール」とのことなので、わけもわからず頼んでみる。
すぐに出てきた「シンヨコハイボール(421円/税込み・以下同)」
なにやら果肉のようなものが見え隠れ。一口飲んでみると爽やかな甘さでおいしい!
「自家製のユズとジンジャーが入っています」という店員さんの説明通り、ただのシロップとは一味違うやさしいうまさがあり、ぐいぐい飲めてしまう。
自慢の串焼きもいただいてみる。
焼き鳥は一本162円から!
こちらはハツ。ぷりぷりの食感がたまらない
こちらはセセリ。噛むほどに肉汁があふれるのは新鮮さゆえか
シンヨコ商店という名前から、こちらのビルが初出店かと思ったが、神奈川区白楽などに展開している横浜串工房グループの新店舗なのだという。
シンプルでリーズナブルで、そしてうまい。その背景にはしっかりとした仕入れ体制があるようで、新店と侮ることはできない。
こちらはランチ限定の「懐かしの昭和大人様ランチセット(1296円)」
また、新横浜GEMSの各店舗では、期間限定で「おとな様ランチ」という高級路線のランチセットを用意している。シンヨコ商店のランチセットもカツレツやエビフライなどの豪華盛だがビル内ではもっともお求めやすい価格となっている。
更に上階にはどんなグルメが待っているのか。
6階 50種の日本酒と鮮魚OHASHI GEMS新横浜
続いては、途中の店舗に後ろ髪をひかれながらも6階へ。なぜなら「日本酒」という言葉に心を惹かれてしまったからだ。
興奮を抑えきれない
こちらのOHASHI(オハシ)は小田原で2店舗を運営しており、横浜へは今回が初出店。小田原漁港直送の地魚や契約農家の野菜・お米などにこだわり、日本酒を楽しむための料理が非常に充実しているのが特徴。
超豪華な「大漁盛」はこれで2138円。マジですか!
オハシでは日本酒をセルフサービスで注ぐシステムを導入しており、ショーケースの中の各地域のお酒はすべて一合756円なのだ。
税抜きで700円という価格でレアな日本酒がどっさりある
今回は兵庫県の「Te-hajime(てはじめ)」と、秋田県の「新政」をいただいた。
Te-hajimeはセルフサービスコーナーの756円、新政はプレミアムメニューで一合972円だ
新政は芳醇な香りの正統派日本酒といった味わいで、お刺身にベストマッチする。さらりとした飲み口なので、一合くらいならあっという間に胃に吸い込まれていきそう。
一方、同店が提携するKURANDOのオリジナル銘柄でもある「Te-hajime」は非常に変わったお酒!
口にするとまず酸味が広がり、ほのかな甘さも相まって白ワインと間違えたかと思うほどだ。後味ではしっかりと日本酒の甘味と香りが広がり、非常にさわやかな一杯。
日本酒を初めて飲む人でも口にしやすい味を目指したというこのすっきりした一杯ならば、まるで白ワインで刺身を食べているかのような新しい地平が切り開かれる。新しいお酒の楽しみ方を提案しているというオハシならではの提案だと感じた。
KURANDOマークの棚にあるのがオリジナル銘柄の日本酒
また、マストで注文すべきなのが「本マグロの背かわら刺身」。高級店では1200円くらいするものを、同店では1テーブル1皿限定で756円で提供。完全に赤字メニューのサービス品だ。
アイルランド産だが「魚としては本間のマグロと同じ」とのことだ
これがどうしようもないほどにおいしい。口に入れたとろけるような舌ざわりはまるで大トロのようなのだが、溶けだした後のしっかりした味わいは赤身のうまみそのもの。これだけでお酒がいくらでも飲める。
背かわらを食べるためにリピートしたくなる
同店の「おとな様ランチ」は、ランチにあるまじき「おやじ様階段ランチ(女子でも 笑)(2138円)」。刺身、塩辛、梅貝と、これでもかと酒の肴が詰め込まれた一品。
もちろん女子の注文も大歓迎とのこと
人気の「獺祭」など貴重なお酒もリーズナブルな価格で提供しており、新横浜で昼から飲む! となれば、このお店を外すわけにはいかなそうだ。
8階 牛タン専門店 濱たん 新横浜店
日本酒も入ってすっかり気分がよくなったところで、向かうのは8階の「濱たん」だ。言わずと知れた横浜関内の牛タン専門店が、新横浜にも進出した。
絶対大正解の「(極上)熟成厚切り牛タン炭火焼き(1620円)」!
一口噛むほどにあふれる肉汁が、生きる気力を運んでくるようだ。付け合わせの南蛮味噌のピリ辛に後押しされ、ペロリと平らげてしまう。
炭火で焼かれた香ばしいお肉の歯ごたえは最高というほかない
濱たんでは牛タンを使ったシチューなど、料理のバリエーションも大きな魅力。人気メニューがこれでもかと詰め込まれた「濱たんのおとな様ランチ(1944円)」ならばすべて堪能できる。
人気メニューが勢ぞろい。確実にお酒が欲しくなるのが玉に瑕?
また、同店では牛タン以外にも「レモンサワー」に非常に力を入れている。常時10種類以上のレモンサワーメニューが用意されているところからも、そのこだわりようが分かろうというものだ。
和歌山産の無農薬レモンにこだわっている
2018(平成30)年8月に横浜で初開催された「レモンサワーフェスティバル」にも出店した同店。会場内で一番長い行列ができていたこともあり、売れに売れたハニーレモンサワー(540円)は仕込み中で品切れだった。
準備中のハニーレモン
今回は凍ったレモンが氷代わりにたっぷり入った「濱たんレモンサワー(626円)」をいただく。
「レモンのおいしさ」を感じることができる一杯
日替わりで20~30種類のメニューも用意されている濱たん。「牛タン料理とレモンサワー」が横浜の鉄板な組み合わせになりそうだ。
9~10階 焼肉おくう GEMS新横浜店
今回の事前取材の締めとして訪れた、GEMSビルの最上階に位置するのが「焼肉おくう」。A5ランクの山形牛などの最高級肉を食べることができる、特別な日のためのお店だ。
「特撰和牛のカルビ尽くし盛皿(4890円)」の迫力がすごい
カルビ盛りでは特撰カルビ、ささみカルビ、大トロカルビ、中落カルビの4種類を味わうことができるので、心を強く持たなければ高級肉の魅力に飲み込まれてしまいそうだ。
こちらは特撰カルビ。ほどよい脂がたまらない
つけダレ、レモン、おろしポン酢から好きなタレを付けていただく
肉そのものの味がしっかりとした特撰カルビは、つけダレのうまみを身にまとってもまったく味わいが負けない。存在感が口の中に広がり、脂がほどよくとろけながらも、後味はしつこくなく喉越しがとてもいい。
サシが入ったお肉なのに、しつこさがまったくなくどんどん食べることができる。こ、これは危険な味だ・・・。
ささみカルビはポン酢との相性が最高だった
もちろん、こちらのおくうにも「おとな様ランチ」が用意されている。
いちぼや上ミスジものった「焼肉奉行ランチ(4980円)」
おとなになったつもりだったが、このランチはちょっと未体験ゾーン。食べてみたいが手が出ない!
この贅沢な一皿に、会社のランチタイムに挑戦する猛者もいるのかもしれない。体験した方はぜひご報告いただきたい。
取材を終えて
新横浜でのランチや飲み会の選択肢を大きく広げることになるGEMS新横浜の開業。今回は4店舗を紹介することができたが、イタリアンや地中海料理、中華に和食と、ビルの中にはバリエーション豊かなお店がこれでもかと詰め込まれている。選択肢には事欠かないだろう。
8月27日の開業を記念した「おとな様ランチ」は9月30日までの期間限定。決してお手軽なものではないが、記念のお祭り価格なのは間違いない。近隣の方以外でも、わざわざ足を運ぶだけの価値はありそうだ!
ー終わりー
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