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台風19号の被害が残る箱根町。復興の象徴「仙石原すすき草原」に行ってきた!

台風19号の被害が残る箱根町。復興の象徴「仙石原すすき草原」に行ってきた!

ココがキニナル!

台風19号の被害が残る箱根町。紅葉シーズンに差し掛かった今、仙石原すすき草原が見頃を迎えた。黄金色になった草原をレポート!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

台風19号の被害が残りながらも、箱根町の行政や交通機関の職員は少しでも観光を楽しんでもらいたいと奮闘している。これからの紅葉シーズンを迎える箱根町に訪れることも、大いに復興の支援、促進に繋がっていく。

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ライター:はまれぽ編集部

2019(令和元)年10月12日、日本各地に大きな被害をもたらした台風19号の上陸から、およそ1ヶ月が経った。神奈川県内でも、被害が大きかった箱根町は現在、復興に向け、奮闘中である。
 


2019(令和元)年10月11日。台風19号が襲来する前の箱根湯本駅前から見えた早川

 
11月の箱根町といえば、紅葉である。例年であれば、観光の繁忙期としてこれから更に忙しくなる箱根町だが、台風による被害の影響もあるだろう現状の様子は、いったいどのようなものだろうか?
 


紅葉と箱根登山鉄道(写真はイメージ)

 
観光スポットとして有名な「仙石原(せんごくはら)すすき草原」も台風の際、大雨の影響で石が流出するなどの被害が広範囲で確認され、遊歩道の立ち入り禁止としていた。しかし、見頃を迎えるすすきを見てもらおうと、いち早く復旧作業に取り組み、2019(令和元)年10月29日から一部で立ち入りが可能に。
今回は見頃を迎えた仙石原すすき草原をレポートする。
 
 
 

箱根湯本から仙石高原へ


 
まずは箱根湯本駅に降り立った。箱根登山バスに乗り換えるためだ。
通常、「仙石原すすき草原」に行くためには、箱根登山バスの桃源台線に乗車し、乗り換え無しで「仙石高原」というバス停を目指す。
しかし、今回は通行止めの道があるため、通常とは異なる路線を利用し、乗り継ぎをしなければならない。
 


箱根湯本駅には案内が

 
箱根湯本駅のバス停に着くと長い列ができており、案内をする職員が数人いた。
 


案内をしているのは、箱根登山バスと箱根登山鉄道の職員

 
本来乗るはずの、「3番のりば」には、お知らせと臨時路線の時刻表が貼り出してある。
 


英語表記もされている(クリックして拡大)

 
普段は箱根登山鉄道の車掌をしているという、職員の方にお話を伺った。「台風19号の後からずっと案内をさせていただいています。電車やバスが来年の3月まで復旧しないという話もあって、かなり不安です」と応えてくれた。確かに、これから寒さも増す箱根で観光するとなると、寒空の下、長蛇の列に並ぶのは少し戸惑う。

筆者が目指す「仙石高原」へは、まず強羅駅に向かわなければならない。意を決して、強羅駅行きのバスを待つ長蛇の列に並んだ。

バスが到着すると、職員が「切符をご用意ください」とアナウンスし始めた。
「切符? ああ! 観光に利用するフリー切符か!」と思っていたが違っていた。
乗車しようとしたこのバスは、箱根登山バスの代行車両のため、ICカードの対応を行っていないのだ。
切符の購入は、職員が乗車前に対応してくれた。車内補充券という紙に、切符切りハサミのようなもので、乗車区間や料金などにパチパチと印をつけてくれた。
 


こうして多くの観光客一人一人に対応するのは大変なことだ

 
 
 
箱根登山バス
 
9時10分発。箱根湯本駅から、箱根登山代行バスに乗車し、まずは強羅駅へ向かった。
平日の朝にも関わらず、多くの観光客でバスは満席だ。
途中、台風19号の被害が残る場所を通過した。
 


箱根登山鉄道の線路。復旧は来年以降

 


歩道が陥没してしまっている

 
およそ30分で強羅駅に到着。箱根登山鉄道が止まってしまっているため、駅には車両が停車しているままだ。

バスを乗り換え、次は「仙郷楼前」というバス停を目指す。ここからは、箱根登山バスの「観光施設めぐりバス」という路線になり、ICカードが使用できる。
乗り換えが多くなり、切符やICカードなどの使い分けも複雑になると、とくに外国人観光客などは難しく感じてしまうかもしれないなと思った。実際に、案内する職員や運転手に、乗り換えや、どのバスに乗ればいいのかなど、多くの観光客が聞いていた。

「仙郷楼前」まではおよそ15分で到着し、すぐに次に乗り継ぐバスがきた。