茅ヶ崎市の迷いカピバラを捜索!2019年6月から目撃されているカピバラの行方は?!
ココがキニナル!
2019(令和元)年6月に藤沢市で目撃情報が寄せられ、話題となっていた迷いカピバラ。寒さに弱いカピバラだが、いったいどうしているのか。はまれぽが迷いカピバラを捜索!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
迷いカピバラは未だ保護されず、これからくる冬の寒さが心配される。目撃した際は、茅ヶ崎市か藤沢市の保健所に情報を寄せてほしい。
ライター:はまれぽ編集部
2019(令和元)年11月中旬。寒さが増してきたこの時期に、はまれぽ編集部はふと、ある動物について思い出した。
その動物とは、2019年6月に藤沢市で目撃されて話題となり、7月には茅ヶ崎市に住みついていると噂されたまま、その後姿をくらませている“迷いカピバラ”だ。
寒さに弱く、まったりと温泉に浸かるイメージがあるカピバラ。
まだ保護されていないらしいが、この寒さは大丈夫なのだろうか。いったいどこで生活しているのだろう。
心配で心配でなんだかいてもたってもいられなくなってしまったはまれぽ編集部は、迷いカピバラを捜索すべく、最終目撃情報のあった茅ヶ崎市へ向かった。
迷いカピバラ
そもそも迷いカピバラが話題となったのは、2019年6月26日、藤沢市の天神公園にて、カピバラの目撃情報が県動物愛護センターに寄せられたことがきっかけだ。その後、7月、8月以降は、茅ヶ崎市周辺での目撃情報が寄せられ続けている。
確かにカピバラとある(茅ヶ崎市保健所ホームページより)
取材当日の11月11日、茅ヶ崎市保健所にカピバラについてお話を伺ったが、未だ保護されていないとのこと。最後の目撃情報は2週間前、茅ヶ崎市北西部に流れている小出川周辺でのものだ。
小出川周辺で目撃情報が!
茅ヶ崎市と寒川町の境界河川の小出川は、有料道路の新湘南バイパスとほぼ平行して茅ヶ崎市の西部を縦断し、平塚市の相模川河口付近に注ぐ流路。
そして、実はこの迷いカピバラには藤沢市在住の飼い主がいて、寒さに弱いカピバラのことをとても心配しているそうだ。
これから、さらに寒くなってくる。一刻も早く主人のもとへ戻って欲しいところ。はたして、迷いカピバラは見つかるのだろうか。
レンタサイクルでHOLO HOLO(ホロホロ)!
JR茅ヶ崎駅から、目的の小出川まで歩くには少々距離がある。
そこで、今回は、駅改札横にある茅ヶ崎市観光案内所のレンタサイクルを利用した。
茅ヶ崎周辺などを巡れるこのレンタサイクルは、1日1回500円で、9時~18時(10月~3月は10時~18時)の時間帯で利用できる。
少し走らせれば、江の島や鎌倉などまで足を伸ばせるのでおすすめ!
「KEEP LEFT」のナンバープレートがハワイアンチックでかわいい
観光案内所のレンタサイクルは全部で5台。「ALOHA(こんにちは)」「OHANA(家族)」「MAHARO(ありがとう)」「MOANA(海)」「HOLO HOLO(散歩する)」とハワイ語で、1台1台に名前がついており、今回の筆者の相棒はOHANA号。安全運転で迷いカピバラ捜索を行う。
レッツゴー!
小出川
サザンオールスターズの『希望の轍(わだち)』が発車メロディになっている、茅ヶ崎駅を背にし、まずは小出川が流れる柳島方面を目指す。
ここでカピバラについて復習しておきたい。
カピバラは、ネズミ目カピバラ科の動物で、ネズミの仲間の中では最大種だ。体調はおよそ80cmで体重は最大50~60kgにもなる。
草食で草や水草を好んで食べるが、野菜や果物も食べる。
名前の由来は、南アメリカの先住民族ツピ族の言葉で「草原の支配者」という意味らしい。
10~20頭ほどの群れで行動するカピバラは、南米の動物なので寒さが大の苦手。寒い日には、仲間同士でギュッと固まり身を寄せ合って寒さをしのぐ。
また、水に入ることは大好きだが、意外にも雨は苦手で、雨の日も身を寄せ合って雨やどりしたりすることもあるそう。
ますます、心配になってきた・・・
温泉好きなのは寒さが苦手だったから(写真はイメージ)
OHANA号を20分ほど漕ぎ、目的の小出川に到着。
筆者が取材する日はいつも晴天に恵まれる。晴れ女パワーでカピバラも見つかるか・・・
確かにカピバラがいそうな雰囲気
周囲を捜索しながら、有益な情報がないか聞き込みを開始。
小出川沿いにある公園を利用している、スケートボーダーに話を聞いた。