野毛にあるタロット占いをしてくれるバーで2020年の「はまれぽ」を占ってきた!
ココがキニナル!
野毛にタロット占いをやってくれるバーがあるのですが入るのにとても勇気がいります。ぜひ調査お願いします。(黄色い鳥さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「プラシーボ」は魔界の王であるメルさまとロリィタ好きのスタッフでやっているバーで、横浜にロリィタ文化を広めようと活動している。2020年の「はまれぽ」は初心に返った体当たり記事を書くといいそうだ
ライター:はまれぽ編集部
「はまれぽ.com」をご愛読いただいている皆さん。明けましておめでとうございます。
昨年の2019(令和元)年11月1日で9周年を迎えた「はまれぽ.com」。これからも皆さんのキニナル情報や、地域に密着したニッチな情報まで、さまざまなことを調査し1つでも多くの情報をお伝えできるよう努めて参ります。
という新年のご挨拶はほどほどに、2020年最初の調査は「占い」だ。
本年も良い調査(昨年末は昆虫を食べさせられた)、良い記事が掲載できるよう、2020年の「はまれぽ」について占うべく、キニナル投稿に寄せられた「ゴシックバー プラシーボ(以下、プラシーボ)」へ向かった。
「Gothic Bar Placebo(ゴシックバー プラシーボ)」
「プラシーボ」は、桜木町駅から徒歩5分ほどの場所にある。
店先はゴシック感ゼロ
野毛本通りと中央通りの間にある「プラシーボ」。看板を見つけたが、「本当にこんなビルにゴシックと魔法をコンセプトにしたバーがあるのか」という様子だ。(ゴシックは、もともと12世紀の北西ヨーロッパに出現し、15世紀まで続いた建築様式を示す言葉。ファッションになると暗い色調が用いられる)
「プラシーボ」が入居する雑居ビルの前に置かれたメニューと、その後ろには立て看板も置かれており、ますます怪しい。
描かれている顔はマスターなのだろうか?
雑居ビルの階段を上がり、右側に現れたのは怪しい外観の店。おどろおどろしいその入口にホラーが苦手な筆者は完全にビビッていた。
違う世界にいざなわれそうだ・・・
怪しい祭壇。美しい人の絵が
しかし、「読者の皆さんにキニナル情報をお伝えしていくよう努める」と冒頭で誓ったばかり。意を決して入店した。
カウンターが8席とテーブルが3つある店内。酒瓶が綺麗に並べられているが、それよりも奥の棚に飾られている怪しいグッズの数々がキニナル。
店内は落ち着いた雰囲気
お酒と共に並んでいる妖しい調度品の数々
恐怖感はあおられるばかりだが思わず見入ってしまう・・・
店内の奥から見守っている美しい人形たちは、ここのスタッフだろうか・・・
さまざまなキニナル情報が洪水のように筆者に押し寄せていたので、早速「プラシーボ」のマスターに話を聞いてみることに・・・
すると、不思議な出で立ちで登場したマスターの「MEL(メル)さま」。
MELさま
マスターについては後で触れるとして、まずはここでお店について紹介しよう。
今年で8年目を迎える「プラシーボ」はおよそ300種類のお酒や60種類のハーブティーなどを提供しているバーで、アブサンというかつて芸術家に愛されたお酒を日本有数の品揃えなのだそう。ノンアルコールカクテルも50種類以上あるので、お酒が飲めない方や野毛で飲み歩いた後に立ち寄っても、その方の好みや状況に合わせてドリンクを提供してくれる。
これでも数を減らしたそうなのでびっくり
ヨーロッパや日本のアブサン
ハーブティー用のハーブ類
また「プラシーボ」は野毛で唯一「シーシャ(水タバコ)」を体験できる店だ。
取材中も「シーシャ」を嗜むマスターは耽美な雰囲気が増す。
さまざまな種類の「シーシャ」
ミステリアスなMELさま
ここでカクテルを注文してみた。実は大学生の時にバーテンダーのバイトをしていた筆者。その時シェイカーの練習で作っていた「コスモポリタン」をいただく。
スタッフのけいさんがシェイカーを振り作ってくれた
「コスモポリタン」(1000円/税込・以下同)
一緒に出してくれたのはテーブルチャームの「オレンジピール」。マスターは料理好きで「プラシーボ」で出されるテーブルチャームや料理は全て手作り。
グラス下に敷かれたコースターはマスターの妹さんが描いたイラストで、「これ妹が描いたんです」と嬉しそうに話してくれたマスター。妹さんはイラストレーターで「鍋谷咲花(なべや・さきはな)」というペンネームで活動しているそうだ。
黒い天使? それとも悪魔?
スタッフのけいさんが作ってくれた「コスモポリタン」を飲み、マスターお手製の「オレンジピール」をつまみ、なんだか気分が良くなってきた。仕事だということを忘れる前にマスターや「プラシーボ」について、さらに詳しく伺った。