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野毛にあるタロット占いをしてくれるバーで2020年の「はまれぽ」を占ってきた!

野毛にあるタロット占いをしてくれるバーで2020年の「はまれぽ」を占ってきた!

ココがキニナル!

野毛にタロット占いをやってくれるバーがあるのですが入るのにとても勇気がいります。ぜひ調査お願いします。(黄色い鳥さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「プラシーボ」は魔界の王であるメルさまとロリィタ好きのスタッフでやっているバーで、横浜にロリィタ文化を広めようと活動している。2020年の「はまれぽ」は初心に返った体当たり記事を書くといいそうだ

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ライター:はまれぽ編集部

魔界の魔王MELさま


 
「プラシーボ」の“首謀者”(マスターではなく首謀者なのだそう)であるMELさまは魔界の魔王らしく、歳は300歳。
このバーを始める前は、IT企業に勤めていたのだが体調不良により会社を辞めざるを得ない事になったそうだ。そこで「次もまた企業で働いても結局同じ結果になってしまう。ならば、1度しかない人生なのだから自分の好きな事をしよう」と考え創設したのが「ゴシックバープラシーボ」だった。

なぜゴシックを選んだかというと、物心ついた時からダークで妖艶な世界観に惹かれていたというMELさま。ゴシックファッションやゴスロリファッションが一時期ブームとなった頃より、下火になりつつあることに「ゴシック文化を新しく継承、牽引していくイノベーターとなっていきたい」という思いがきっかけとなった。

今年で7年目を迎える「プラシーボ」。なぜ野毛に店を構えたのかを尋ねると、「魔界に通じる入口がたまたま野毛にあったんですよ」とニヒルな笑みを浮かべ教えてくれた。

ゴシックをコンセプトにしているということで、やはり黒い服やロリィタ服が好きなお客さんが多いらしく、普段からハロウィンのような雰囲気になっているとのこと。
 


常連の皆さん

 
ちなみに「プラシーボ」ではスタッフの制服用に有名ブランドのロリィタ服が置いてあるので、興味のある方は試着することができる。
 


けいさんが着ていた宮沢賢治『銀河鉄道の夜』をモチーフにしたロリィタ服

 
「なるほど、ロリィタ好きの集まるバーなのか」と思って取材していた矢先、珍客が来店した。普通のサラリーマンのおじさんだ。

「プラシーボ」の常連さんで、この日は3軒目だそう。「聞いていた話と違う」と思いながら様子を窺(うかが)っていると、そのサラリーマンは心地よさそうにラム酒を飲みくつろいでいる。ぜひお話をと思い話しかけたが恥ずかしがり屋らしく、お話を聞くことはできなかったが「ここがつぶれたら困るからさ。ちゃんと書いてやってよ」と筆者に一言伝え、またラム酒を飲んだ。
 


写真撮影だけは承諾してくれた

 
「『プラシーボ』に来店する際、黒い服やロリィタ服を着用しないと入店できないと思われてしまうことがありました。でもそんなことは全くなく、どんな方でも楽しめる隠れ家バーとして利用していただけます。もちろんここでロリィタを体験して好きになっていただければ嬉しいですけどね」とけいさんが話してくれた。

ロリィタ服は街で見かけても物珍しい扱いを受けることがある。最近になり“原宿KAWAII文化”という言葉を耳にし、ロリィタやゴシックが世界でも人気になっているが、横浜ではまだまだ浸透していないと話すマスターとけいさん。
 


ロリィタ好きなお客さんが「プラシーボに」と置いていった人形らしい

 
「プラシーボ」は、横浜でもロリィタやゴシックが文化として根付くよう、ゴシック作品のアーティストに店を貸しイベントを行ったり、マスターが横浜にまつわるデザインのロリィタ服を考えている。
今はデザインが決まりドレスを作れる人を募集している段階。横浜にまつわるロリィタ服が完成すれば毎年5月に開催されている「ヨコハマカワイイパーク」というイベントに参加したり都内で開催される「デザインフェスタ」に参加していきたいと話してくれた。
 
 
 

タロットで占う! 2020年の「はまれぽ」はどうなる!?


 
おそるおそる入店してから2時間が経ち、フランクに話してくれるマスターのけいさんとすっかり仲良くなった筆者。本題のタロット占いをしてもらった。
占いはタロット占いと手相占いの2種類があり、どちらも1000円で占える。

占っていただいたのは“「はまれぽ」が2020年、もっと多くの読者に愛読していただけるためにはどうしたらよいか”ということ。

タロット占いは、左側に回すように混ぜると邪気がとれ、右側に回すように混ぜると集中力が高まるらしくマスターは念入りにカードを混ぜ始めた。
 


マスターは「エンパス」という人の感情や思考や体調の異変を感じる能力を持つ
 

どんな結果が出るのか・・・

 
「今の『はまれぽ』は、読者の共感性が落ちている記事になっているかもしれません。2020年は初心に帰った身体を張った記事を書くといいと思います。でも仕事がいっぱいいっぱいなんですね。忙しい日々が続きそうですが、4月からは余裕が出てくると思います」

編集部内の様子まで見透かされてしまっているのではないか・・・と不安になりながらも、2020年はもっと身体を張った記事を書けるよう、今から体力づくりをしなければと考える筆者。ついでに個人的にも占っていただいた。

実は筆者、編集部に加入したばかりでライターは初めての経験。この仕事が合っているのかを占ってもらうことに。
 


日本神話の柄のタロットカードに変え、けいさんに占っていただいた

 
「このお仕事、合ってないかもしれません。今は合っているかという判断ができない状況ですね。周囲がだめだと言ってももっと自由にやりたい、これよりもっと仕事ができると思っているようなのでフリーランスのライターを目指した方がいいかもしれないです。とにかく今は目の前の仕事をがむしゃらにこなした方が良さそうですね」と、けいさん。
なんだか聞き捨てならない結果が出てしまった。

「タロット占いは3ヶ月先までのことを読み、心の中で本当に思っていることを引き出してくれる占いです。あくまでアドバイスなので、結果が違っていても、それと反対のことをすればいいように前向きに捉えてください」とマスターがフォローしてくれた。

傷心する筆者に「マロウブルー」という花のハーブティーを淹れてくれた。
 


「マロウブルー」(500円)

 
「マロウブルー」は淹れた直後は青色をしているが、レモンを絞ることで“酸”に反応しピンク色に変化する、何とも美しいハーブティーだ。

最後にマスターにひと言もらおうと話を振ると「僕よりプラシーボのことを愛しているけいちゃんに聞いてください」とのことだったので、けいさんに話を伺った。
「入りづらいかもしれないですが、足を運んでいただければ楽しい時間や癒される空間を提供できる自信があります。黒い服やロリィタを着ていない方、お酒が苦手だったり占いだけしたいという方でも大歓迎です。まずはここプラシーボで体験してください」と、けいさんが熱い思いを語ってくれた。

また「プラシーボ」では、この記事の公開に伴ってツイッター限定のプレゼント企画を行う。期間は2月末まで先着順。
この記事についてのはまれぽのツイートをリツイートして「プラシーボ」に来店した方には、ゴシックアーティストなどによる「プラシーボ」の調度品がプレゼントされるそうだ。
 


アーティストによる「プラシーボ」モチーフの調度品

 
カレンダーやオリジナルネックレスや写真集など、さまざまなプレゼントを用意しているそうなのでぜひ参加してみてはいかがだろうか。
 
 
 

取材を終えて


 
翌日、“この仕事が合っていない”という結果に対する精神的ダメージを緩和することができなかった繊細な筆者。
編集部の一人から聞いた、“当たると評判の本格的な占い”をする「si Phoke(以下、シ・ポーケ)」という店に足を運んだ。
 
 
 

「シ・ポーケ」


 


元町プラザの1階にある「シ・ポーケ」
 

全てタロットカード。見たことないほどの数だ

 
早速、2万人を占ってきた経験があるという相良(あいら)先生に筆者の今の仕事について占っていただいた。
 


「生年月日」「手相」「人相」などありとあらゆる角度で占いを行ってくれる

 
「大丈夫よ! いい時期に転職してる!」そう聞き、思わず満面の笑みになった筆者。

「転職したばかりだから物足りないようにも思ってるけど、今は我慢して言葉や表現について勉強して学ぶ時期だって出てるよ。『あの時、勉強して良かった』と思える将来があるわね。職場の人もいい人たちばかりなんじゃない? あなたはまだトンネルの中にいるイメージ。身動きが取りづらいけど、しっかり守られてるわ!」と相良先生は続ける。

「今年は種をまいた年だったのよ。来年は芽が出て安定した年になりそうね。来年のラッキーカラーは“グリーン”、そして一生のラッキーカラーは“ピンク”かな」これを聞いて驚いた。
なんと、筆者は取材当日にグリーンのズボンを穿きピンクのボールペンで取材をしていたからだ。
 


元気がみなぎってきた!!

 
相良先生は恋愛の占いについてもスペシャリストということで、こっそりと占っていただいた。これについてはあえて伏せさせていただこう。

こうして2020年もやる気、元気をいただけた筆者。
本年はさらに面白く、皆さまに受け入れていただけるような記事を書けるよう邁進することをお約束する。
 
 
ー終わりー
 
 
取材協力
「ゴシックバー プラシーボ」
住所/横浜市中区野毛町1-5港興産ビル1号館2階1号室
営業時間/18:00~1:00
電話/045‐242‐1322
http://www.bar-placebo.jp/drink01/index.html

「si Phoke(シポーケ)」
住所/横浜市中区元町1-13 元町プラザ 1F
営業時間/11:00~19:00
電話/045-263-8355
定休日/月曜日
https://si-phoke.info/
※電話での占いも受け付けています

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  • ライターさん、2020年も身体を張った記事、楽しみにしてますよ!(ハードルを上げる

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