【ギネス記録!】横浜で一番急な坂はどこ? 2020年・立春 ~鶴見区北寺尾で歓喜のダッシュ編~
ココがキニナル!
瀬谷区相沢の通称「天竺坂」を超える急坂は横浜にはもうないのか? 歴代1位の記録を塗り替える急坂がないか知りたい!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
鶴見区北寺尾7-24の急坂は歴代単独1位の21.7°(勾配39.7%)を記録! さらにこの記録はギネス世界記録であるウェールズ「フォルズ・ペン・スレフ」の勾配37.45%を超え、ギネス新記録を達成!
ライター:はまれぽ編集部
はまれぽの人気企画「急坂シリーズ」では2011(平成23)年のスタート以来、横浜市内全区で「一番急な坂はどこか」を調査してきたわけだが、長らく、上位3つの記録を塗り替えられていなかった。
ようやく2020(令和2)年1月の調査で日吉本町の急坂が3位に食い込んだが、依然、トップ2には2011年の記録が居座っている。
急坂シリーズ・港北区日吉本町編はこちら
まずはこれまでの歴代ランキングをご確認いただきたい。
※数値は傾斜角(°)と勾配(%)
1位 瀬谷区相沢4-15「天竺坂(通称)」・・・20°(36.4%)
2011(平成23)年10月調査「天竺坂(通称)」
2位 港北区新吉田町4569「正福寺横の坂」・・・19°(34.4%)
2011(平成23)年10月調査「正福寺横の坂」
3位 港北区日吉本町2‐64「住宅地合間の坂」・・・18.7°(33.9%)
2020(令和2)年1月調査「住宅地合間の坂」
4位 港北区樽町1-7-14「新幹線の線路横の坂」・・・18°(32.5%)
2011(平成23)年10月調査「新幹線の線路横の坂」
5位 戸塚区汲沢4-23「汲沢御所水公園裏手、住宅地の坂」・・・17.8°(32.2%)
2019(平成31)年3月調査「汲沢御所水公園裏手、住宅地の坂」
以上が歴代ベスト5の記録である。
ご覧のように、瀬谷区相沢の通称「天竺坂」が傾斜角20°(勾配36.4%)を記録してから約9年間、新記録が達成されていないのだ。
横浜には坂が多い。そして、横浜は広い――
「天竺坂」を超える坂が、ないワケがないと思っている我々はまれぽ編集部(何としても2011年の記録を打ち破りたい2020年はまれぽ編集部)は、先日、急遽SNSで読者のみなさんから情報を募った。
ツイッターと
フェイスブックで急坂情報を募集した
すると、何と合計で50件にもおよぶ情報がみなさんから寄せられた。まずはこの場を借りて、そのことに感謝を申し上げたい。みなさん、どうもありがとうございました!
そして編集部は早速、寄せられた急坂情報の精査に取り掛かった。その中で、最もめぼしいと思われる坂に目星を付け、調査に乗り出した。
いざ、鶴見区北寺尾へ!
どうやって情報を精査しているかというと、至極シンプルである。
坂の住所を地図上で特定し、グーグルストリートビューで坂の画像を確認するのだ。
こんな具合だ
そんな作業を50件分繰り返し、ひとつの坂に焦点を絞った。編集部全員の期待と希望が込められたのが、鶴見区北寺尾7-24にある急坂である!
こちらがその坂だ。この1本に勝負をかける
今回は、もはや打倒「天竺坂」しか考えていない。そして、お寄せいただいた情報の中から自信を持って“ここぞ”という坂を選んだ。よって、この鶴見区北寺尾7-24の坂にすべてをかけることにした。
急坂シリーズのファンの方にはもうお馴染みだが、急坂計測のおさらいをここでしておこう。認定基準は以下の通り。
1)車が通行できる
2)公道
3)行き止まりにならない(通り抜けられる)
4)短すぎない(目安として20メートル以上)
また、坂の何ヶ所かを計測。最も大きな角度をその坂の角度とし、合わせて勾配(%)も表記する。
早速計測していくぞ!
坂の入り口は・・・まあこんなものだろう
入り口の傾斜角は10.3°(勾配18.2%)。
今回の調査のお供は、急坂調査が初めての編集部・中田。「全然ダメっすね~」なんて悲観的なコメントに、筆者は鼻で笑ってやった。坂の入り口はどこもこんなものだ! さあ次!
中田は1995(平成7)年生まれの、現在24歳である
少し上った地点では、12.5°(勾配22.2%)
ほら、こうして徐々に傾斜は急になっていくものなのだ。目の前に続く急坂を眺めながら、「これはいけるかもしれませんね」と中田。その通りだ! 次!
24歳の中田に対し、筆者は現在31歳である
つまり7歳の年の差だ。このことをよく覚えておいていただきたい
反射で少し分かりづらいが、14.2°(勾配25.4%)
いい調子だ。順調に傾斜は上がってきている! 目の前に立ちはだかるさらに急な斜面を見て、筆者は確信した。
これは、いける――