昨年の横浜市議海外視察、その後の続報は?
ココがキニナル!
昨年11月に行われた横浜市議の海外視察。帰ってきた議員のレポートなどその続報はどうなっている?(かにゃさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
最終的に16名の議員が参加して行われた海外視察。総費用は、1892万円。報告書はまだ提出されていません。
ライター:吉田 忍
昨年11月、横浜市議による海外視察が行われた。はまれぽでは、直前の10月30日に「この時期に、外遊ではないか?」とする記事でご紹介した。
そして、この記事についてはたくさんのコメントをいただいた。
記事、コメントより「有意義な内容」「結果・成果」が大切であるということが、多くの市民の意見であると感じた。
そこで、海外視察はどのように行われ、どのように横浜市政に反映されているのかを伺いに横浜市議会局を訪ねた。
手前の部分が市会棟。市役所と同じ建物だが別棟になっている。
市会入り口
市会棟に入られた方は少ないと思うので、許可をいただいた部分をご紹介しよう。
市会棟の案内図
当日行われる会議の予定表
登庁版もデジタル化されている
昨年11月の海外視察
この海外視察では、全員がフランクフルトに立ち寄り、現地の市議を相手に一時間ほどのサッカーの親善試合を実施。その後、三班に分かれ最長19日まで、南アフリカやブラジル、アメリカなど各国を視察している。
当初23名の議員で実施することが決定されたが、その後7名が辞退し16人で実施された。
当初予定23名の目的や行き先など *横浜市議会局提供資料より
最終的に16名の海外視察となり、総額1892万円。ひとりあたり、118万2500円。
海外視察は、議員が企画して行われ、視察に行く議員が自ら旅行代理店と交渉するとのこと。見積もりが120万円を超えた事例はなく、また、不足分を議員の自腹で埋めるということも過去にはないとのこと。
横浜市議会局 市会事務部総務課 広報・報道等担当課長 犬塚克(いぬづか かつ)さん
今回の海外視察については、市民から議会局に80件弱の声が寄せられ、ほとんど全てが苦情や疑問であったという。
また、今回の海外視察についての報道であまりきちんと報道されていない点として、佐藤茂議長は公務でフランクフルトに出張している。これは、海外視察ではなく、議会を代表してフランクフルトから招待されたもので、別予算だとのこと。
ちなみに、この費用は203万円。(随行職員1名の費用も含む。職員はエコノミー使用)