磯子駅前の「横浜プリンスホテル跡地」には何が建つ?
ココがキニナル!
磯子駅前の「横浜プリンスホテル跡地」の再開発計画について、詳しく教えてください(mockeyさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1230戸の大型マンションや、スーパー・保育所などの商業施設が建設予定。磯子駅に近いことと高台立地の安全性などから、人気の物件となっている。
ライター:河野 哲弥
プリンスホテル跡地に建つ、ティアラ型の物件
東京建物、東京急行電鉄、オリックス不動産、日本土地建物販売、伊藤忠都市開発は14日(土)、磯子区にある横浜プリンスホテル跡地に建設中の「横浜プリンスホテル跡地プロジェクト(仮称)」の販売センターを、西区にある「みなとみらいセンタービル」の17 階にオープンした。
「ゲストサロン」と名付けられた同センターには、シアターコーナー、モデルルーム、物件説明コーナー、接客スペースなどが併設されている。
同プロジェクトの目玉となる「ブリリアシティ横浜磯子」完成予想図
これに先立つ12日(木)、マスコミ向けの披露内覧会が、同「ゲストサロン」にて行われた。
同地には今でも、市の歴史的建造物に認定された「旧東伏見邦英伯爵別邸」が建っている。
今後、この文化遺産はどのように保全されていくのか。
また、マンション以外ではどのような施設が建設されるのか。
プロジェクトの全容を、明らかにしていこうと思う。
別名「貴賓館」と呼ばれる、「旧東伏見邦英伯爵別邸」外観
首都圏最大規模の敷地に建つ、ビックプロジェクト
披露内覧会を主催した東京建物によれば、同プロジェクトの敷地面積は約11万㎡、分譲マンションとしては首都圏最大規模となるようだ。
敷地内は大きく3つのエリアに分かれ、それぞれ、商業施設を中心とした「ミッドタウン」、緑に囲まれた「フォレストエリア」、横浜港方面を望む「シーフロント」と名付けられている。
同プロジェクトの模型、磯子駅は向かって左方向
敷地の約75%は緑豊かな環境、エコタウンでもある
合計13棟のビル群に囲まれた「旧東伏見邦英伯爵別邸」は、その中心部で、ランドマーク的な役割を与えられたようだ。その一部は、コミュニティスペースに生まれ変わり、「生きた建物」としても利用される。
このうち模型の一番手前にあるK棟には、クリニックモールと保育園を誘致予定。また、「旧東伏見邦英伯爵別邸」に隣接する円形の「ヒルトップモール」には、スーパーマーケットがテナントとして入る見込みだ。
なお、具体的な施設名称などについては、現段階では確定ではないため控えたいとのこと。
住宅評論家の櫻井幸雄氏(左から2人目)をゲストに迎えたトークセッション
櫻井氏によれば、海抜約66mの高台にあるこの物件は、震災や津波の影響がほとんどなく、「安心・安全の土地」と言えるそうだ。360度のパノラマ眺望も得がたい魅力であり、駅から徒歩4分という立地も考えると、好条件がそろった非常に希少性の高い物件ではないかと述べていた。
エレベーターを使ったエントランスが大きな特徴
また、高台への移動は、24人乗りのエレベーター4基を利用する。エントランスにはセキュリティーを設けるが、マンションの住人だけでなく、近所の住民も使えるようにするとのこと。
同マンションへの入居予定は、2013年6月(第一期)と、2014年2月中旬(第二期)に分かれる。
販売開始は今年1月の下旬を予定している。
総戸数は1230戸、最多価格帯は4,000万円から5,000万円。
1戸あたりの広さは、平均して約80㎡となっている。