横浜駅みなみ東口の暫定通路の今後は?
ココがキニナル!
南側に行きたくても中央口まで結局戻されてしまう、横浜駅みなみ東口の暫定通路。いつどんな風になる予定なのか知りたいです。(pjさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「エキサイトよこはま22」の中で、「ステーションオアシス」という超高層複合ビルの計画があり、みなみ東口はそこへ繋がる重要なポイントになる予定!
ライター:吉澤 由美子
横浜駅は鉄道6社8路線が乗り入れ、1日延べ200万人の乗降客が利用する日本有数のターミナル。各路線へ乗り換える人で混雑する通路だが、「きた通路」「みなみ通路」と「南北連絡通路」が整備されたことで利便性が高まった。
横浜駅整備事業計画図(きた通路・みなみ通路・南北連絡通路)※画像:横浜市都市整備局
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/toshiko/yokohamasta/image/heimenzu.pdf
きた通路はポートサイト地区や鶴谷町方面と横浜駅を直接結ぶなど、周辺地域へのアクセスも向上している。
みなみ通路の「みなみ西口」は相鉄改札に隣接していて、ドン・キホーテなど量販店の多いパルナード通りに近い出入口として利用者が多い。
第43回SDA賞の『サインデザイン最優秀賞』を受賞した横浜駅構内案内図
※画像:横浜市都市整備局
ところが、みなみ通路の「みなみ東口」は、折れ曲がった通路の先にある出口がルミネと横浜中央郵便局の間にある。通路を歩くうちに南から遠ざかり中央通路の東口にかなり近い地点まで戻されてしまうのだ。
ダンジョンのような「みなみ東口通路」
折れ曲がったみなみ東口通路
横浜駅の桜木町寄りにみなみ通路があり、その東口は京急線への通路とみなみ東口への階段にわかれている。間には広い壁があって、構内をわかりやすく伝える大きな案内サインがある。
みなみ通路は人通りが少な目なのでより広く見える
みなみ東口には段数の少ない階段をいくつか上がって進むことになる。みなみ東口方面を示す天井の案内に記されている周辺施設は「郵便局」のみ。
周辺施設が1つだけと少し寂しい
みなみ通路突き当りの脇にひっそりある「みなみ東口」への階段
階段を上がると、パネルや低い天井を這う配管
その先にはまた階段。通路の先が折れ曲がっているので見通しが悪いが、このあたりで地上に出てくるので、壁の上部にある開口部から光や風が入ってきて圧迫感は少ない。
上から明るい光が入ってほっとする
カクカク複雑に折れ曲がる通路
歩行者専用通路とはいえカーブミラーも設置されている。
カーブミラー発見
出口近くには、横浜市都市整備局のお知らせがあった。それによると、この通路は、みなみ通路と東口を結ぶ「仮設の暫定通路」で、本設出口通路の整備に合わせて将来廃止されるとのこと。
お知らせに暫定通路とあって納得
最後までゆるやかに曲がりつつようやく出口
表に出ると、線路寄りにはJR東日本横浜支社、高速道路寄りには横浜中央郵便局があり、折れ曲がった通路は2つのビルの敷地の間を縫って作られている。
左が郵便局、右はJR東日本横浜支社
みなみ通路からみなみ東口につながるあたりは、2つのビルで袋小路のようになっている。それで郵便局前まで通路が伸びているのだ。
横浜中央郵便局は角度の違う2つのビルがつながっていて、帷子川まで敷地がある
もともと、横浜駅の通路は、周辺の再開発が進むことを見越して作られている。20年先を見据えた『エキサイトよこはま22』という計画で示されている横浜駅周辺の未来像に合わせて設計されているのだ。
万里橋あたりから眺めると、横浜駅は昭和の色が濃い
そこで、みなみ東口の将来像について、横浜市都市整備局都心整備・みなとみらい21推進部都市再生推進課横浜駅周辺等担当課長の天野友義さんにお話をうかがった。