おせち問題の進展

2011年が始まるやいなや、全国を震撼させたグルーポン・ジャパン株式会社のおせち問題。
以前、一度、はまれぽで取り上げた事件であるが、今回のキニナルは「水口元社長の居場所」について。

数日前の1月29日。グルーポン・ジャパン株式会社は、本件について、“食品を調査したところ表示の内容と異なる食材が使用されていた事実が判明した”と、ホームページ上で謝罪した。
話題となってから約１ヶ月経ったいま、食品偽装も確定してしまったというのが当問題の進展。

同様の内容は、バードカフェの運営法人である株式会社外食文化研究所（以下、「外食文化研究所」）のホームページ上でも発表されているが、肝心の水口氏は一向に姿を表していない。
しかも、横浜市内を中心に展開している系列飲食店は、今でも変わらず営業を続けている。
　

調査結果に対する謝罪文だが文面は画像化されている

いったい、水口氏はいまどこにいるのだろうか？
2月初旬、得られる情報をフル活用して、彼を追跡してみた。


　

そもそも本社はどこ？

社長であれば、会社に出勤しているはず。だが肝心の本社の場所がどこなのか、はっきりとは分からない。
そこで、横浜地方法務局にて外食文化研究所の登記簿謄本を取得してみることに。
　

これによると、どういうわけか本社が移転しており、移転先は同じ横浜市内の西区。これは、問題となったバードカフェ横浜の住所である。
バードカフェは閉店したわけではなかったのか？移転した本社に、水口氏の姿はあるのだろうか？
　

　
また、公に発表されていた通り、社長は父親である弘氏に変更登記されていた。

本社となった場所に向かう

1月某日の当編集部調査の際、お店の前にはフラッグが掛かっていたが、それさえも撤去されていた。
残っているのは外壁に掛かる黒い袖看板のみ。
　

もはや跡形もなく引き払われている様子

当ビルを管理するトリウミ興産株式会社に電話で確認したところ、賃貸借契約は解約されておらず今後の動向もつかめていないとのことであった。

バードカフェは再び営業を行うつもりなのであろうか？
少なくとも現時点では、外食文化研究所の本社はこの場所であることに間違いないが、人がいる気配もない。
当店へ電話をかけてみても、「現在使われておりません」と音声アナウンスが流れる。

一向に姿が見えない水口氏。系列飲食店であれば何か知っているのかもしれない。