「おせち問題」で辞任した元社長はどこに消えた?
ココがキニナル!
おせち問題で辞任して雲隠れしているバードカフェの元社長はどこに消えたんですか?(XYZさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜市内の自宅に潜んでいる可能性が濃厚ではあるが、姿は確認できない!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
系列店に取材
外食文化研究所が運営する横浜市内の飲食店へ電話したところ、店長が対応してくれた。
その際のやりとりは以下のとおり。
横浜駅からほど近い場所にある系列店「うる虎」
―外食文化研究所の本社はどこ?
「ヨコハマタワーズ(憲治氏の自宅)です」(移転していることは知らない様子であった)
―社長(憲治氏)はどこに?
「自宅にいると思います。店舗にはほぼ来ません」
―新社長(弘氏)はどこに?
「瀬谷区の自宅にいると思います。同じく店舗には来ません」
―今回の問題についてどう思うか?
「この件に関しては立場上お答えできません。申し訳ございません」
―社長に連絡が取りたいのだが。
「045-361-4419もしくはHPにあるメールアドレスしか方法はありません」
―いつも留守電で連絡がつかない。あなたはどうやって連絡を?
「留守電にメッセージと名前を入れておくと、折り返し連絡がきます」
―この件について、上の対応はどう思う?
「早く直接連絡がつく状態にして欲しいとの要望は出しているのですが、改善されません」
―あの謹製おせちはどこで作ったのか?
「私にはわかりません」
―社長のブログに載っていたおせちを作っていた人たちは誰?
「私にはわかりません」
―食品偽装があったが、うる虎の食材は大丈夫か?
「全ての納入業者に確認しました が、問題ありませんでした」
とのこと。
店長は丁寧で誠実に対応してくれたが、肝心なところは分からない様子。
どうやら、系列店の店長含め従業員にも、十分な説明や対応はされていないようだ。
店長から得られた情報をもとに、横浜市内にある水口氏の自宅へと向かった。
水口氏の自宅へ
横浜駅から歩くこと約10分。
水口氏の自宅であり、元本社でもある横浜市内のタワーマンションへとたどり着いた。
横浜駅から徒歩10分ほどの豪華な高層マンション
集合玄関がオートロック仕様のため、インターホンによる対応しかできなかった。
予想どおりではあったが反応は無い。
居留守を使っているのか、自宅にはいなかったのか、残念ながら水口氏の影は確認できなかった。
現場に出ている従業員は必死で謝罪しているにも関わらず、当の水口氏は全く姿を現す気配もない。
責任をとるべき立場の者として、あるまじき対応ではないか。
また、新社長として就任した以上、弘氏も表へ出て対応すべきではないのだろうか。
新社長の自宅へ
新社長に就任した弘氏の自宅にも訪れることにした。
横浜駅から電車に乗って20分ほど。たどり着いた場所は、閑静な住宅街にある分譲型マンション。
正面玄関はオートロックで施錠されていたが、郵便受けを確認すると、水口弘と書かれた表札を発見。
「水」の上部分にシールを剥がした跡が
集合玄関のインターホンを鳴らすも、やはりここでも応答は無し。
新社長の姿も確認できなかった。
ちなみに、先月発行された『AERA(朝日新聞社)』には、“郵便受けに「㈱外食文化研究所」と書かれたシールが貼られていた”と掲載されていた。確証は持てないが、掲載されている写真で判断すると同一のマンションである可能性が高い。
ただ、当編集部が調査した時点では、「㈱外食文化研究所」と書かれたシールは貼られていなかった。
追加調査を終えて
結局、水口氏と会うことはできなかった。
未だに電話はつながらないし、FAXも送信できない。唯一の報告と言えば、ホームページに記載された謝罪文のみ。食品偽装が発覚したにも関わらず、系列飲食店には不十分な対応しか為していない様子。
おせちを受け取った被害者のみならず、系列店に訪れるお客さんや、勤務する従業員に対しても失礼ではないだろうか。
これを“雲隠れ”と言わずして何と言うだろう。ぜひとも堂々と姿を現して、しかるべき対応と誠意を見せてもらいたいと思う。
水口氏の行方について、一つでも手掛かりがつかめるよう編集部では引き続き調査を続けていくつもりだ。
また、なぜこのタイミングで本社をバードカフェ横浜に移したのかについても、キニナルところ。
読者の方で、この件について何か情報があれば編集部まで提供して頂きたい。
― 終わり ―